怪盗グルーのミニオン大脱走 (2017)
DESPICABLE ME 3
監督:ピエール・コフィンカイル・バルダ
概要
『ペット』『SING/シング』などのイルミネーション・エンターテインメントによる人気シリーズ『怪盗グルー』の第3弾。アグネス、イディス、マーゴの姉妹と家族になったグルーが、突如として現れた怪盗バルタザール・ブラットによって思わぬ事態に直面する。監督を務めるのは、『ミニオンズ』でも組んだカイル・バルダとピエール・コフィン。スティーヴ・カレルが、前2作に引き続きグルーの声を務めている。笑いとスリルに満ちた騒動や、人気キャラクターのミニオンたちのかわいい姿に注目。(シネマトゥデイより)
感想
こう言っちゃあなんだけれど、退屈だよね。
ぼくはもともと、この「怪盗グルー・シリーズ」が好きなんだ。愛らしいキャラクター、クールなメカ、一筋縄ではいかないストーリー。非ピクサー/ディズニーのCGアニメでここまで出来るんだということを示してくれたという点で、ドリームワークスの『ヒックとドラゴン』と並ぶ存在だと思う。
ところがどっこいしょ。今回はどうしたのこれ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『ピクセル』を彷彿とさせるような80年代ノスタルジー。ちと食傷気味。80'sの雰囲気は好きだけれど、ぼくにとって80年代は単に記号的に懐かしいだけに過ぎない。心を揺さぶられる懐かしさじゃないんだ。
(たとえば、おニャン子が懐かしいものだってのは分かるけれど、とくに何も感じない。チェキッ娘は涙が出るくらい懐かしい…って、分かりにくい喩えだなこりゃ)
ストーリー的にもオムニバス的というかな…いくつかのパートが並行して進む感じで、それもあまり上手くいっていない。集中力が削がれる。
なにより致命的だと思えるのは、この映画におけるミニオンたちの扱い。ミニオンズがいなかったら、「怪盗グルー・シリーズ」って、普通の質が良いシリーズに過ぎなかったと思うんだよね。なにより彼らの存在がこのシリーズを特別なものにしているわけで。
ところが今回は、その肝心のミニオンたちに活躍の場がほとんどない。ルーシーが家族になったことで、3姉妹をケアする役はそっちに回った。ドルーが登場したことで、グルーの周りをウロチョロして足を引っ張ったり、時には助けたりする役はそっちに回った。ミニオンたちが活躍する場がないんだ。
『ミニオンズ』で十分やったということなのかも知れんけれど…正直、ミニオン不足。
☆☆☆★(3.5)
p.s.
それと…これは言うべきじゃないかもしれないけれど…吹き替えがク〇だよね。べえ師匠のもごもごした声はこの映画全体をどんよりしたものにしているし、関西弁で面白みを出そうとしてるのか知らんけど、あれでキャラクター自体が変わってしまっている。それに、あの中島美嘉のヘタクソさと来たら!(別に歌うわけでもないのに、使う意味なんかあんの?)