ねじ曲がってしまったこと(ぼくらのいない総選挙) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


ぼくらのいない総選挙

1.
 沖縄で行われる予定の総選挙の開票イベント。雨のため、別会場で「無観客」で行われることになった。

 今回の沖縄開催。もともと、「沖縄ファミマ」の誘致を受けてのことだったらしい。「協賛金」も前例のない規模のものだった。

 ぼくは、広告代理店やらTV局の意向で開始時間が決定される(とされる)日本代表の試合を思い出した。あのドイツW杯。今回のアジア予選。熱射のなか、日本代表はなぜだか日中の試合を強制され、そうして足が止まった。代表の試合は、果たして誰のためのもの? スポンサー? TV局? それとも、選手? サポーター? 

 総選挙は、もともとファンのためのものだった。固定されがちな運営選抜に対して、「だったら君たちが決めてみたら」と始められたもの。これは多くの人が勘違いしているような「人気投票」じゃない。別にライブイベントもなかったし、TV中継だってなかった。ぼくらが(お金を積んで)ぼくらの選抜を決める。それが総選挙だ。スポンサーでも、ましてやTV局のものでもない。もっと言えば、メンバーのものでさえない。これは、ぼくらのものだ。

 その総選挙が、無観客で、ぼくら抜きで行われる?

 stupid!! 冗談じゃない。

 このことの意味を分かっているヤツが、いまあのグループにどれだけいる? (指原莉乃だけじゃないのか?)

2.
 「ゼロポジ」に強烈に違和感を覚えたのは、「プロデューサーに媚びを売れ」みたいな、古臭いマスメディアの理屈が大手を振ってまかり通っていたこと。48はもともと、マスメディアに頼って出てきたわけじゃない。公演と握手会、そして総選挙。ファンとメンバーとの直接の関係性を大事にして成り上がってきたグループだ。

 専門誌の編集だの、御用新聞の記者だの、TV局のプロデューサーだの、身内面しているすべてのマスコミ関係者、あんなのはみんな「オマケ」。あとから着いてきたにすぎない。それがいつしか、「使ってくれてありがとうございます」みたいな…。面白いことをしていたから彼らは着いてきたのに、いつしか彼らの目ばかりを気にするようになった。それって、本末転倒じゃないのか?

 たしかにセカンドキャリアを考えたら、彼らの目=評価は大事だ。そんなのは百も承知だ。でもね…そんなことは知るか! (生き残りたかったら自分を磨け!)

 そんなね、マスメディアの目ばかりを気にしているような、「半分アイドル半分タレント」みたいなやつが、すべてをファンに依存している「アイドル」に、ぼくらの総選挙で勝ってたまるかって。ぼくはそう思っているよ。そんなにマスメディアが大切なら、坂道にでも行きゃあ良いじゃないか。あそこはもともと、「冠番組」+「握手会」で、(マスメディアとファンと)半分半分でやっているところなんだから。

 SKEが「革命」なんて言うのならね、だったらマスメディアを切って、マスメディアに頼らないでやってみせろと。それが48における真の「革命」だよ。そりゃあ、(衰えたとはいえ)マスメディアはまだまだ強いよ。48だって坂道連合にボロボロにされているし、これまでの総選挙だってマスメディアの力に左右された部分は大きかった。でもね、Showroomとか、Youtubeとか、直接にファンと繋がる手段が増えていて、そうしてようやく力関係は変わりはじめたんじゃないのって。速報順位はそれを示しているんじゃないのって。

 自分たちの道を見失わなければね、いつか坂道にだってね、勝てるんだよ。勝とうよ。

3.
 結局のところ、自分自身の言葉を持っているかが重要なんだ。ぼくら抜きでの総選挙が決まった日、メンバーの多くは「悲しい」「でも開票はあるので投票お願いします」という定型に沿った投稿を送ってきた。そりゃあ仕方ないよ。こういう場合、なんらかの定型が示されて、それに従って投稿するのだろうからね。

 でもぼくは、それを見ていて、無性に口惜しくなった。

 みずからを「有象無象」にするのは、みずから自身なんだ。いくら定型が示されているとはいえ、こういう時に、この総選挙がどういう意味を持つのか、無観客だということがどういう意味を持つのか、ちゃんと自分の言葉を持っていないヤツは結局それまでの存在だってこと。これがたとえば、自身のソロコンサートだったとして、そんなテンプレ投稿が出来るか。みずからをたかだか1/300の存在にしているのは、なにより自分自身なんだ。

 選抜のスピーチに立った時に、自分自身の言葉を持っていなければ、結局のところ、そいつは自分の椅子をひとつ無駄にするだけだ。だって、何も考えてないんだから。ただシステムに乗っかって、ただ流行に乗っかって、口当たりの良い言葉を連ねるだけ。そんな人間に48を託せるか。48選抜の看板を背負わせられるか。

 それが悔しかったらね、どんなに拙くてもいいよ、どんなにたどたどしくてもいいよ、自分の言葉を見つけなよ。