『覆面系ノイズ』と「1話切り」の功罪 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


『覆面系ノイズ』と「1話切り」の功罪

 アニメ『覆面系ノイズ』を見た。雰囲気は良さげ。でも、なんか変。キャラクターがみな重要人物のように振る舞っているけれど、「こっちはそれまだ呑み込めないんですけど…」みたいな。見知らぬ人たちの見知らぬ物語を見させられているように思えて、いまいち気持ちが乗りきれない。

 これは絶対におかしいって、(無料配信されている)原作1巻を読んでみた。

 結果、原作の1話目が飛ばされているんだってことが分かった。原作の場合、1話目は過去(幼年期)の話で、2話目から現在(高校生)の話になっているのだけれど、アニメはこの原作2話目からはじめていたんだ。で、第2話にあらためて原作1話目をもってきている。

 それが分かったから、アニメの第2話を見た後に、あらためて第1話を見直してみた。今度はちゃんとキャラクターに気持ちが乗った。

 このアニメ、要は第2話→第1話という順番で見れば良いのだけれど、やっかいなことに第2話Bパートに第1話の後日談(つまり原作5話目以降)を持ってきているから、そう単純にもいかないんだよね。アニメを時系列に直すと、第2話Aパート→第1話→第2話Bパートという形になる。

 なんでこんな複雑な作りにしたのか…。

 思い浮かぶのは、『Vガンダム』の話。あれ、アニメの第1話は本来第4話に来る筈だったんだよね。時系列的に言うと2→3→4→1→5…となる。なぜそんな変則的な構成になったかと言えば…そうしないと1話目にガンダムが登場しないから…(プラモが売れない)。くだらんよね。ガンダムシリーズの中でももっとも好きなひとつだけれど、そこは本当にくだらんと思う。

 『覆面系ノイズ』はまた事情は別だろうけれど、話の順序を入れ替えたのは、やはりそれなりの理由があるんだろう。パッと思い浮かぶのは、インパクトの強いシーンを頭に持ってきたかったか…あるいは、原作通りに幼児期の話を頭に持ってきた場合、低年齢向けアニメに見られかねないということを恐れたか…。

 雑誌連載とTVアニメって似たようでいて違った側面があって。雑誌連載の場合、読者は雑誌というパッケージで買っている筈だから、1話目で「切られる」ということは基本的にはない。でも、アニメの場合、面白くなかったり、「自分には合わない」と感じられたら1話目で切られちゃうんだよね。そういうところが頭にあったんじゃないかな…。

 個人的にも「1話切り」の功罪…というか罪は感じていて。例の『けものフレンズ』ね。ぼくはあれ…1話で切っちゃったのよ。あまりにもストレートに子供向け過ぎるな…って。ところが、3話目辺りから「すご~い」って感想が聞こえてきた。で、そこからあらためて見始めた。だから、今でもある種の引け目があるんだよね。

 『覆面系ノイズ』は第2話→第1話の順で見直して、いまのところは面白く見られているけれど…作画イマイチなのが難点。