LINELIVE
1.アイドルは芸人じゃねえ!
りょうは、さーなん、ゆなな、菅原(←)が出演したSKEのLINELIVE新番組、賛否両論のようですが。いわく、「バラエティを分かってない」とか、「脱力系ったって緩すぎだろ」とか。
う〜ん、なんだろうな。アイドルは芸人じゃねえぞ、と。
「面白い」というのは確かにひとつの価値観ですが、それがなくても見ていられるってのが、アイドルですよ。SHOWROOMがなんで、あれだけ48界隈を賑わせたか。ただ黙々とおにぎりを食べたり、コメントを拾い読みするだけ、それでも見ていられたわけです。
じゃあ、なんでLINELIVEは見ていられなかったのか。それは、単にリズムの問題です。あれ、単に部屋を映しているだけの方が、よっぽど見ていられたと思います。それは、視聴者が、あの部屋のまったりペースに巻き込まれるからです。
でも、そうじゃなかった。それはもちろん、モニターで観察しながらツッコミをいれる人たち(黒ギャル)が別室にいたからで。別にああいうスタイルが悪いとは言いません。よく見かけますし。ただ、そういう場合は、芸人さんが担当するケースが多いわけで、黙っていても美味しくしてくれるんですがね。
ギャルたちが悪いとも言いません。言いませんが、流れに乗って30秒に一回くらいバシッとツッコミ入れるならともかく、あれだけ頻繁に自分たちのリズムでチャチャを入れられると、こちらも集中して見ていられません。映画の最中にずっと後ろでベラベラ喋られているようなもんです。その辺は編集の問題もあるでしょう。
要は、あの番組中、ずっと不協和音(と言うか、リズムの異なる2つの音楽が同時に)が流れていたわけで、そりゃあ見ていられないです。
2.それがチームってもん。
そもそも人には適性というものがあるので、メンバーの中にトークをまわす人が必要なら、ちゅりとかやかちゃんとか連れていけば良いわけですよ。それがチーム(グループ)ってもんです。
あのメンバー構成で「まわすヤツがいねえ…」って、そんなのは言わば、FWばかりでチームを組んでおきながら「守備できるヤツがいねえ…」って嘆いているようなもんです。そりゃ、そうでしょうよ。
試合に出る準備(プロとして最低限の心構え)はいつでも必要でしょうが、グループであることのメリットは、いろんなタイプの子がいるってことなので、みんながみんな同じことを出来る必要はありません。
(試合の中での適切な動き方や、DFが居なくなっちゃった時の応急処置などは、試合をこなしていくうちに自然と身に着くものです)
3.一般受けなんて必要ねえ! (そんなの必要ねえ!)
それにね。あのギャル達は(番組的な位置取りもあるでしょうが)、ゆなな(ゆななああああ!)に対して、「可愛いと思ってる」「狙ってる系ムリ」とか言っちゃうような人達ですよ。要はアイドルってものに対するリテラシーが全然ないんです。
言ってしまえば、字幕を読めない子が洋画を見に行ってるようなもんです。端から楽しめるわけがない。そんな子達の意見に、専門家たるファンが引き摺られちゃうってのもどうなのと。もちろん、彼女たちの意見にも聞くべきところもあったと思いますよ、他ジャンルからの意見はそれはそれで重要ですし。
ただ、僕が思うに、いま勝っているコンテンツって、何かに純粋に特化されたものではないかと。少し前に『キンプリ』を見に行ったですが、もう…なんかすごかった。ああいうのが苦手な人はもちろんいるでしょうが、「そんなの関係ない、私たちは楽しむんだ」って熱量がね…圧倒的で。
よく「一般受けが」って話が出てきますが、前から僕は、そんなんまったく必要ない…タレントに転身したい子は気になるでしょうが…少なくともアイドルグループとしては全く不必要、どころかコンテンツの純粋さを失わせるだけの邪魔ものでしかないと思ってます。
近年の48の失敗は「国民的」なる言葉に踊らされて、勝てる見込みのない戦いに膨大に労力を注いだことです。そもそもアイドルのファンになってくれる見込みのない層ってのは確実にいるわけで、そこに向かっていくらやっても、単に拒絶反応を引き起こすだけです。それが分かってねえ。
もちろん、一般の中にも、潜在的にファンになってくれる可能性がある人ってのは居ます。可愛い子が可愛い格好をして可愛いことをするのが好きな女の子だって結構いますからね。でも、そういう人を掘り起こしたいのならば、むしろ一般受けなんて考えずに、何かに特化した方が良い。
せっかく興味を持ってくれても、なんだかどっちつかずで何をやりたいんだかよく分からないようなものじゃ引き込む力は弱いです。だって、そんなん他にいくらでも代えが効きますから。
「面白い」のが必要なら芸人を使えば良いわけで、実際、そうして今は芸人の天下なわけです(ニュース番組にさえ出てくる!)。だからアイドルも、もっと自らの特質を活かしたものに特化して良いし、そこに熱量があれば、気付く人は気付いてくれます。『キンプリ』のようにね。
だから、りょうはとかファンがやるべきことは、ギャルの言うことを「へいへいおっしゃる通りです」と押し戴くことではなく、「いや何を言ってんだい! むしろこれだから良いんじゃないか!」と言えるようになる事ですよ。そもそも、番組タイトルの「コレカケルアレ」ってそういうことでしょ。「アレ」の言いなりになってんじゃないですよ。
問題はむしろ、そういうことを言えない=コレにとって何が良いことかを分かってないってことかな。それはつまり、アイドルとはなにか、SKEとはなにか…という問題に通じてくるわけですが。