前の記事を書いている途中、SKEが出ているMステを見た。
パフォーマンス自体は良かったと思う、と言うより「あれくらいは、まあやれるよね」と言うべきなのか。ただ同時に、この曲(『チキンLINE』)、この振り付けでの限界も感じた。
「欅のダンスは難度が高くない」みたいな批判を見かけるけれど、『サイレントマジョリティー』のあの振り付けには物語がある。その物語は、歌詞と、そして彼女たち自身と響きあっていて、だからこそ面白い。ぐーっと引き付けられてしまう。難度が低い=悪いダンスというわけではないことくらいは分かって欲しいな…。まあいいか。
『チキンLINE』にも面白いと思える瞬間はある。CDTVでの谷のクイックイッや、あんにゃが髪をかき上げるところ、AKBSHOWではるたむがウインクするところや、りおんが悪戯っぽい笑みを見せるところ。今回のMステでは、「目を見て言いな!」の辺りで、引きのカメラがグーッとららに寄っていく辺り。(あえて、くまの名を出さないスタイル←)
でもそれらの面白さは、その瞬間の仕草や表情のニュアンス、そしてカメラワークといった偶然によって生まれたもので、『サイレントマジョリティー』のように意図されコントロールされた面白さではない。だから、あまり語りようもない。その辺はクリエイターの差としか言いようがないのだけれど、でも、プロデューサー&作詞家は同じ人なわけで。そこが何とも言えない気分にさせる。
前の記事の話に戻るけれど、もうみんなバラバラだから(それはダンスが揃っていないという意味じゃなく)、作り手としてもひとつの物語に乗せられないんでしょ、と。だって「ドSな歌詞に注目」って、あの歌詞なんも中身ないもん。そこにいくら気持ちを乗せるったって限度がある。
…あと、これは前の記事の趣旨とは外れるのだけれど、「一回、ちゅり(中心)で戦ってみたら」と、ふと思った。今のSKEに必要なのは、ちゅりのあの(良い意味での)「アホさ」なのではないかと。喉の問題もあるけれど、でも、折角あんなカードを持っているのに切らないのはもったいない。
まあ、そう思ってしまう部分も、まだ、ぼくの中にはあるわけで。