007 スペクター
SPECTRE
2015年アメリカ/イギリス、148分
監督:サム・メンデス
主演:ダニエル・クレイグ
概要
長い間人々をとりこにしてきた大ヒット作『007』シリーズで、ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンドを体当たりで演じたアクション大作。前作同様サム・メンデス監督がメガホンを取り、新たなる敵スペクターとボンドの死闘を描く。ボンドガールを『サイの季節』などのモニカ・ベルッチと、『アデル、ブルーは熱い色』などのレア・セドゥというイタリアとフランスを代表する美女が熱演。苦悩するボンドの葛藤はもとより、明らかになる彼の幼少期の秘密に期待。(シネマトゥデイより)
感想
正統派の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』、異色の『キングスマン』から、懐かしもののリメイク『コードネームU.N.C.L.E.』まで、今年はスパイ映画が目白押しだった。そして、年末にいよいよ真打ち登場…という感じで『007』が公開される。
と言いつつ…ストーリーについては、あまり書くことがない。普通に見ている分には面白いんだけどね。目新しいところがあまりないんだな。大御所らしく、作りはしっかりしているけれど、カチッとし過ぎていて面白みに欠けるというか。
本作の最大の見どころは、圧倒的な物量にある。潤沢な予算を背景に「これでもか」というくらいに物量を投入している。惜しみなく用いられた物量がこの映画に格式を与えている。その部分はアイデアや工夫では決して追い付けないもの(もちろん、映画全体の出来として見れば、これより低予算で高品質の映画はいくらでもあるのだけれど)。
それが表れているのが実物を使ったヘリや小型飛行機でのアクション・シーン。CG技術の発達した現代でも、やっぱり実物の持つ存在感というのは特別だ。そして、フィルムを用いていることで、その実物の存在感はさらに増していく。「それが実際にそこにある」という感覚が、画面に重みとリアリティを与える。
砂漠を走るクラシックカーの格好良さも「本物」ならでは。 エンドロールでのスタント人数の多さにも驚かされる。
☆☆☆☆(4.0)
物語3.5
配役4.0
演出4.0
映像4.5
音楽4.0