はるじおん(アイドルに関する長い話8)
うつせみ(アイドルに関する長い話9)
他の人には当たり前のことが、
時々、ひどく難しく感じる時がある。
約半年前、2月のこと。
若葉台でミニ握手会があった。
メンバーはりおんにさきぽんにくまちゃん。
そのメンバーを見た時、はじめて行ってみようと思った。
場所も学校から近くて、しかもちょうど学校に行く日だった。
なにかに導かれているような気がしていた。
そしてボクは…その場所に行ったんだ。
それだけじゃない。
握手券引き換え対象となるCDもちゃんと買った。
だから、ボクはそこに居て、そして握手券も持っていた。
でも…
握手しなかった。出来なかった。
別にそうしたくてしなかったわけじゃない。
順番まで時間があって、ボクにはやらなきゃいけないことがあった。
だから、会場の外で書き物をしていた。
そして、気付いたらもう握手会は終わっていた。
あまりにもバカバカしい話で、
だから以前の記事では書かなかった。
自分がその気にさえなれば、
「青い花」にさえ手が届くんだって、
心のどこかで信じてた。
そして、それは簡単なことの筈だった。
握手券を買って、握手に行く。ただそれだけだ。
でも…そうじゃなかった。
ボクはそこに居たけれどそこに居なかった。
ボク自身が、まるでミラージュのようだった。
それでもこれは、純粋にボク自身の問題。
ボクは自分で自分に呪いをかけていた。
その呪縛はまだ解けていなかった。
なにかがずっと…遠くにあるような気がしていた。
帰り道、駅で見たりおんのモバメ。
今はもう、なんて書いてあったか覚えていない。
ただ、りおんは良いヤツだな…と思った。
もうすぐ名古屋。
つづく