TIF2015その2
2.SKE48
SKEは…もちろんいつも見ているわけだけれど、ただ、150以上もの色んなアイドルグループ(知っているグループから聞いたこともないグループまで)が出演している中で見ると、また別のものが見えてくる。
思ったのは、「あ…この子たちスターなんだ」ということ。こう書くと、非アイドルというニュアンスを仄めかしているようだけれど、別にそう言いたいわけじゃなくて(タレントと言った時にはボクはそういうニュアンスを込めるけれど)。
なんというか…華があると言うのかな。この業界の中での輝ける星、あるいはジャイアント(巨人)というか(ビジュアルで言っても、北川綾巴はこのTIFに登場した数多のアイドルの中で、もっとも美少女だった[当社比])。
そういう子たちに対してボクは「うちの子たち」だと感じ、この数多のアイドルグループのなかでもっともシンパシーを覚えるわけで、その辺りは少し不思議にも感じた。
ステージを見ていても、堂々たるもので、安定感がある。すごく鍛えられているし、精鋭部隊って印象だった。ダンスも揃っているし、コールの掛け方もこなれている。MCでの役割分担も明確だし、連携もしっかりしている。「こういう時にはこの子がこういうことを言う」ってのを、みんな分かっている感じ。
まさにゃがメンバーを一言で紹介していき、最後に自分を「SKEのツッコミ担当」とか言ってちゃんとオチをつける。しっかり笑いを取る。
そうしたすべては、もちろんボクがいつも見てきているものだけれど、こうしてあらためて大勢のグループの中で見てみると、ちょっと新鮮だった。ひとつのパッケージとして「出来上がっている」という感じをすごく受けた。
同時にそれは、また少し別のことを考えさせた。なんというか…「Show」って言葉が頭に浮かんだ。Liveってより、Showだなと。それは別に悪いって意味じゃなくて、少し方向性が違うというか。
彼女たちは普段から、自分たちのホーム(劇場)で定期公演を行っているわけで、そこで何より求められるのは、来てくれたお客さんに「満足」してもらうこと。
もちろん、良かった公演、良くなかった公演というのはあるのだけれど、とにかくまず一定以上の質は確保しないといけない。好不調の波は出来るだけ少ない方が良い。じゃないと、その時その時に見に来てくれたお客さんに失礼だからね。自然とそういう戦い方が身についている。
それは別に守りに入っているとか、もちろん流しているとか、そういうことじゃなくて、そういう戦い方だってこと。今回のTIFでも、SKEのパフォーマンスは良かったと思うし、汗もかいて、爽やか笑顔で、なんだろうな…気持ちも伝わったし。
見に来ていたお客さんも、みんな(少なくともほとんどは)満足したと思う。SKEという看板におごらずにあれだけのパフォーマンスを見せられたら、「ああ…良かったなSKE」と思うと思うんだ。
でもやっぱり、どこかShow的な感じを受けるのは、そうした戦い方のゆえなんだと思う。それにもちろん歌が(生歌じゃ…)って理由は大きいんだ。それも良いとか悪いとかってより、そういう戦い方だということなんだけれどね。
それは、Liveという言葉と強く結び付く「偶然性」とは違うもの。パッケージとして出来上がっていて、偶然性には頼らない。そんな感じ。とにかく、ある一定上のクオリティを確保するっていうね。
ただそれは、偶然に生まれる奇跡のような瞬間…ってのが期待できないということでもあって。その辺は良し悪しだなって(「もう少し攻撃的でも良かった」って誰かさんも言っていたけれど)。
つづく