マッドマックス 怒りのデス・ロード(5.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
MAD MAX: FURY ROAD
 
2015年オーストラリア/アメリカ、120分
 
監督:ジョージ・ミラー
 
主演:トム・ハーディ
 
概要
 荒廃した近未来を舞台に妻子を暴走族に殺された男の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、主演のメル・ギブソンの出世作となった『マッドマックス』シリーズ第4弾。同シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが再びメガホンを取り、主役を『ダークナイト ライジング』などのトム・ハーディが受け継ぐ。共演にはオスカー女優シャーリーズ・セロン、『ウォーム・ボディーズ』などのニコラス・ホルト、1作目で暴走族のボスを演じたヒュー・キース・バーンら多彩な顔ぶれが集結。(シネマトウデイより)
 
感想
 シンプルなプロット。全編を通じて行われるアクション。肉体派の主人公と、セクシーな姉さんたち。ともすれば、B級映画になりかねないような作りの映画だ。
 
 だけれど、これは凄い。テンション的には『トランスフォーマー』に近いのだけれど、むしろ『ロード・オブ・ザ・リング』か『インタステラー』の血族だと思った方が相応しいくらいかも知れない。
 
 なぜか。
 
 ボクは「マッドマックス」というシリーズを見たことがない…筈なのだけれど、「あれ? この世界観は見たことあるような…」と、思えてしまう。それはつまり、それほどまでに世界観が透徹されているということ。
 
 ひとつひとつを抜き出したら突拍子のないように見えるものでも、「この世界だったらそうだよね」と納得できる。すべて筋が通っている。ひとつひとつの映像にちゃんと意味がある。
 
 それは、オープニングの場面から明らかだ。はじめにテロップで状況説明が入る。そして、ワンショット、バーン! この世界がどういう世界なのか、もう手に取るように分かる。クリストファー・ノーランみたいだ。
 
 とにかく、全編を通して、画の説得力が半端じゃない。シンプルかつ力押しの脚本に、映像が説得力を与えている。それは、荒削りな物語を映像でゴマかす…というのとは違う。両者が相まって、凄まじい効果を生んでいる。
 
 巨大な砂嵐。渇き切った砂漠で水浴びをする美女。夕陽の中で膝を落とす砂丘。バッグを抱える老婆。群衆に呑み込まれていく姿。いくつもいくつも目に焼きつく場面がある。
 
 applause
 
 これは快作だ。
 
☆☆☆☆☆(5.0)
物語☆☆☆☆☆
配役☆☆☆☆★
演出☆☆☆☆★
映像☆☆☆☆☆
※音楽☆☆☆☆
(※字幕版なのになぜか日本版のEDをつける配給会社にマイナス点。いつぞやほどは気にならないけれど)