円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(4.5) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
円卓 こっこ、ひと夏のイマジン
 
2014日本、113分
 
監督:行定勲
 
主演:芦田愛菜
 
概要
 大阪の団地で大家族と暮らすちょっぴり偏屈な小学3年生の少女のひと夏の成長を、ユーモラスに描いた感動作。「きいろいゾウ」などで知られる西加奈子の小説を、『世界の中心で、愛をさけぶ』など数々の話題作を放ってきた行定勲監督が映画化。人気子役の芦田愛菜が初めて映画で主演を務め、関西弁で毒づくなどこれまでのイメージを覆す新境地を開拓した。共演には八嶋智人、いしだあゆみ、平幹二朗、関ジャニ∞の丸山隆平ら多彩な顔ぶれがそろう。(シネマトゥデイより)
 
感想
 言葉に翼を与えよう。
 
 ボクらが使う言葉には、どうしようもなくコノテーションがこびりついている。ゴミは汚い、花は綺麗。そんな感じ。そうして言葉はそのそれぞれが持っていた神秘性を失っていく。そして、そうした言葉が世界を征服すれば、世界はあらゆる神秘を失っていく。
 
 この映画の主人公「こっこ」はあらゆるものを真っ白なまなざしで眺め、そのまなざしの中では、あらゆるものがキラキラ輝いている。社会的な観念やら何やらにまつろわず、あらゆる言葉は神秘なままで、あらゆる言葉が軽やかに羽ばたいている。
 
 だからこそ、その言葉やそのまなざしが怖さや恐ろしさに引きずられるってことがいかに悲しいことか…あるいは、だからこそ、その言葉が解き放たれることがいか素敵なことか…。
 
 いや、これはあまりに整理しすぎだな…。ボクは言葉に魔法をかけられない。だから普通の映画レビューを書こう。
 
 ところどころ見られるサイケな表現はボクは苦手だけれど、その必要性は分かる。ただ、そういうことじゃないな。『鉄塔武蔵野線』とか、ああいう特別な映画の匂いをこの映画からも微かに感じることができる。
 
☆☆☆☆★(4.5)