
昨年末、れなひょんが発した問いかけ。ボクは答えられなかった。感じていることをそのまま答えれば良いはずなのだけれど、あらためて言語化するとなると難しい。
時には忙しさにまぎれて疎かにしてしまうこともある。他のなにより大切に思えることもある。時には腹立たしいこともあるけれど、これほど素晴らしいものはないと思えることもある。
正直、それほど大きな夢を持たなくても、些細な存在でもずっとそこに居てくれればそれで良い・・・そう思えることもある。それでもやっぱり上を目指して戦い続けなくちゃ(そうしなきゃ残れもしない)そう思えることもある。
言葉はいつも明らかすぎて、思いをそこに乗せることが出来ない。深夜の公園にひとり寝転んで夜空を見上げる。鬱々とした気分、ゆがんだ視界が少しだけ晴れていく。そんな時にいつも感じる存在が、ボクにとってのSKEだ。
2.
迎えた2014年12月31日。紅白歌合戦。どこぞの雑誌で「来年消えるアイドル」の筆頭に挙げられたSKEを取り巻く風は厳しい。
単独出場のはずなのにメドレー扱いで、持ち時間は1分程度。MCもない。今回披露する『不器用太陽』はどう聞いてもバラードなのに、曲紹介ではNMBとセットで「ダンスナンバー」と括られる。
運営はこんな時にも的外れなことを考えていて、『不器用太陽』なのにフロントは『12月のカンガルー』。余計なことに気を取られ過ぎなんだ(運営もボクも)。
そして曲が始まると何故だか出される『イビサガール』(NMB)のテロップ。この日のNHKは素人みたいな司会同様に技術的ミスが多くて、のちにAKBが曲を披露した時には2回も明らかなスイッチミスをした。
それはNHKだけじゃない。AKBのマスゲームでは絵が完成しなかった。
どれも些細な技術的ミスに思えるかも知れない。しかしそれは(些細な綻びが帝国滅亡の予兆だったアシモフ『ファウンデーション』のように)日本全体が地盤沈下を起こしている、ということを暗示するかのようだった。
すべてなあなあで済まされてしまえば、一事が万事ですべてが腐っていく。誰も戦わなくなってしまう。
3.
そんななか、SKEは…。
ボクは…戦っていたと思う。一回目に見た時は、誰がどこにいるかを確認するので精一杯。二回目に見た時、ちゃんとパフォーマンスを見ることができた。そして、ここが重要なんだけれど、一回目に見た時よりも二回目に見たときの方が良かったんだ。
それって大事なことだ。なぜなら、見直してみて良さが分かるってのは、隠れたところ目立たないところまで神経が行き届いていたということだから。
今回、もっとも見せ場となった衣装の瞬間チェンジも鮮やかに決まった。ミスをしなかった…というのは当たり前のことで、本当はそんなことで褒めちゃいけないんだろう。
でも、今回の諸々のことを考えると、そうした当たり前のことを当たり前にこなしていく…ひとつひとつの小さなことを着実にこなしていく、それが何より基本なんだ…ということに改めて気づかされる。
SKEだったら、マスゲームであんな失敗をして、なあなあで済まされるなんてことは決してありえない。そう思えるってことが、大事なんだ。いつだか、みなるんが青い顔をして劇場挨拶に現れたようなSKEの怖さ、それが生きている内はまだ戦える。そう思える。
(まあ、AKBもたかみなが居る限りなあなあじゃ済まさないだろうけれど)
この日、SKEが見せたパフォーマンスは派手ではなかったかも知れないけれど、ちゃんとしていた。それは誇っていいと思う。
そして、れなひょんの2ショット目で見せた、どこか寂しげで、でも凛としたまなざしは、この日、誰より気高く美しく、そしてなにより雄弁だった。
「私たちの思いがTVからでも伝わっていますように」(松井玲奈)
彼女たちの思いは伝わったか?
ああ…伝わったよ。伝わった…
P.S.
あ…ども、あけましておめでとうございます<(__)>