『偶像のかなた39』
鎌田菜月
(SKE48/研究生/6期生/総選挙-位)
「skeptic」
キミは鎌田菜月を知っているか?
1.
ボクは鎌田菜月を知らない。そして鎌田菜月を知っている。
鎌田菜月が複数存在するという理解は重要だ。これまでに、少なくとも3つの鎌田菜月の存在が確認されている。すなわち、「動かない鎌田菜月」「動く鎌田菜月」「話す鎌田菜月」の3つである。
「動かない鎌田菜月」…これは天使である。世界を救う女神である。
「動く鎌田菜月」…この目の小さい女は誰だ!? 微笑む姿がお婆ちゃんみたいである。
「話す鎌田菜月」…これは腐女子である。腐った女子と書いて腐女子である。
>言葉使いが市松こひな(『繰繰れ!コックリさん』)みたいである。カ↑プ麺なのである。
それに加えて、伝説…あるいは神話の域を出ていないものの、メンバーなどの証言によって、もうひとつ別の鎌田菜月の存在が示唆されている。
「リアル鎌田菜月」…
2.
素朴な鎌田信徒の間では、「リアル鎌田菜月」は実在すると思われている。その上、「動く鎌田菜月」や「動かない鎌田菜月」を拝むことさえも、それを通じて「リアル鎌田菜月」を拝むことである、と信じられているのだ。
また、より懐疑的な鎌田研究者の一部にも、次のように考えるものもいる。すなわち、「リアル鎌田菜月」は、あらゆる鎌田菜月の背後にあり、それらすべての鎌田菜月を駆動させる原理のようなものだ…と。
かつて、プラトンは事物の背後には真実在たる「イデア」が存在するとした。たとえば、この世のあらゆる「寝椅子」は「寝椅子のイデア」に基づいているというのだ。なんで寝椅子なんだ…ということはさておき、この考えに従えば、「リアル鎌田菜月」は「鎌田菜月のイデア」である、と言うことも出来るだろう。
しかし、そのような真実在など、この世に存在しえるだろうか。筆者はその見解に懐疑的である。
かの哲学者イマヌエル・カントは、人は「物自体」を知ることが出来ないとした。だからこそ、科学の世界は、不可知の領域を開拓しようと試みてきたのだし、科学の歴史は、不可知の領域から神話上の存在を駆逐していく歴史であったのだ。
そして、近代哲学の世界では、そうした根源的な問いを「エポケー」(判断停止)してきた。哲学においては、「リアル」をめぐる果てしない議論の末に、その問いを「エポケー」(判断停止)することで、現象学への道が開かれたのだ。
それはまた、「不確定性原理」という科学上の発見によって補強された。結局のところ、「リアル」ほどあやふやなものはない。
お分りだろうか。「動かない鎌田菜月」「動く鎌田菜月」「話す鎌田菜月」という、そのそれぞれの現象だけが確かであり、「リアル鎌田菜月」の存在を信じる必要など、どこにもないのだ。
我々は「リアル鎌田菜月」の存在については「エポケー」(判断停止)することにし、諸々の鎌田菜月だけを問題にしようではないか。
3.
さて、この問題に関して、近年になって新たな知見が加えられている。「動かない鎌田菜月」の亜種が発見されているのだ。「キャプチャ鎌田菜月」というのがそれである。
これは「動かない鎌田菜月」だが、この目の小さい女は誰だ!?
…というので、どうやら「動かない鎌田菜月」と「動く鎌田菜月」の間にできた子であるらしいと推測されている。つまり、鎌田菜月は繁殖可能であるらしいのだ。
こうして、世界は、気づかぬ間に無数の鎌田菜月によって侵食され、やがて鎌田菜月で埋め尽くされるだろう。
キミは鎌田菜月を知っているか?
4.
「詐欺」だって?
なにを言ってんだい。
騙されてるのはキミの方なのだ。
目を覚ませ「リアル鎌田」信者たち。
なっきぃ天使こそが実在するのだ!
P.S.
動くなっきぃも可愛いよ(*^_^)b←何かに気兼ねした人(笑)