慣れ | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


 ネ申テレビでチーム8の合宿を放送してますね。おなじみのアンナ先生がビシビシしごいているわけですが、あれは、ひとつの物語になっていますよね。少女たちの汗と涙と成長の物語としてね。

 「泣いてたって上手くなるわけじゃない」「(頑張ってそれでOKじゃない)プロは結果を出すことがすべて」

 そう…あれはあれで成立しているんです。だけど、実際には48の正規メンバーたち自身が必ずしもそうなってないところが、なんとも言えない気分にさせるんですよね。

 涙を流していた少女たちは、いつから熱を失ってしまうのだろう。

 思い出すのは、とある卒業生です。卒業前の半年くらい、まったく熱のないパフォーマンスを見せていた。あんなパフォーマンスをチーム8やドラフト生がレッスンで見せていたら、ステージに立たせてもらえないでしょう。

 それでも、彼女を外せなかった。

 人気がある子は外せない。ようやくスタベン制度を導入したけれど、それでも人気がある子は(どれだけパフォーマンスが酷くても)外し辛いでしょう。熱を失っていることに気づいても、ファンも(おそらく運営も)辞めて欲しくないから、あまり厳しいことを言えない。

 結局、厳しいことを言うのは「アンチ」ばかりになってしまって、愛のある厳しい言葉よりも、単なる誹謗中傷の嵐になってしまう。そして、いよいよヤル気を失ってしまう…。


 あるいは、アップカミング公演に助っ人で来たメンバーたちのこと。彼女たちが熱を失っているとは、ボクは思いません。それでも、突然フラれて、あれだけ酷いパフォーマンスを見せてしまった。ロード・オブ・ザ・ダンス・アイドルで、あれだけ何度も「練習していない」って指摘されたにも関わらず、また同じ過ちを犯した。

 厳しいことを言うようですが、48は「週刊AKB」~「子兎道場」と、ずっと保ってきた12chの金曜5時半枠を失ってしまったわけですよ。企画自体は(nottvで)生き残ったわけですから、それが全てじゃないのはもちろんですけれどね(正直、子兎道場は番組そのものの出来が悪すぎました)。

 ただ、(田野ちゃんもそうですけれど)レギュラー企画を持っていた子たちに、番組を背負っている自覚があったろうか…というのは、あのパフォーマンスを見て疑問に感じたところもあるんです(本人たちがいちばん分かってると思うけれど)。

 それはたぶん「慣れ」の問題なんですよね。そこそこ踊れてしまうから、それでやっていけると思ってしまう。実際、48の劇場公演やコンサートくらいのダンスだったら、それでこなせちゃうわけですよ。

 それでいつしか、必死こいてついていった頃の熱を失ってしまう。7割の力で出来てしまうなら、7割の力でやってしまうのが人間です(ずっと100%じゃもたないでしょうし、必ずしもそれが悪いとは言わないです)。

 だけど、その達成度というのが、どの程度かと言えば、それはやっぱり、たとえばブロードウェイとは違うわけですよ。逆に言えば、48は踊りの得意な子もいれば、そうでない子もいるので、踊りが得意な子たちが100%全力を出せるようなシステムになっていないのも事実なんですけどね。

 でも、ロード・オブ・ザ・ダンス・アイドル/ダンスキングダムでは、全力を出すしかない…筈なのに、あの場ではまったく出せなかった(いきなりフラれたってのは言い訳にならないでしょう)。それは「慣れ」というのものが、いかに普段から彼女たちの心身を蝕んているか…ということを如実に表していました。

 それでも、みんな、彼女たちには厳しいことを言いづらい。それは、ここまで頑張ってきた彼女たちが芯のある子たちだということを知っているからですし、次にはきっとリベンジしてくれると分かっているからでもあるでしょう(それはボクもそう思います)。それは、ある意味では信頼です。

 でも、それがぬるま湯を生んでしまうのなら、そんな信頼はない方が良いとボクは思います。その瞬間瞬間がすべてで、その瞬間瞬間で真剣勝負をしていかなきゃさ。それが48でしょ、と思うのです。

 いまさらですけどね。


P.S.
 こっから先は個人的な話。

 …と言うのも、ボク自身が最近、そのことをすごく感じるんですよね。大学に行って6年以上、ちょうどSKE一期生と同じくらいのキャリアがあるわけです(もちろん、比較にならないのは分かってますけどね)。

 ただ、ガムシャラだった一年生の頃に比べて、今はどうだろうか。いつしか周囲の特徴もつかめて、人に教えるようにもなって、なにより「これくらいやれば大丈夫」というボーダーラインが分かるようになってしまった。

 院試(後期)の時、ボクは20~30分で解答を終えてしまって、残りの試験時間はずっとボーッと寝て過ごしたんですよね。それで、あとになって試験監督の先生に、「最後までより良いものにしようとする姿勢が大事」と諭されたんですけどね。

 ただ、やっぱりそれで受かってしまうわけですよ。ボーダーが見えてしまうので、もうこれくらいやっておけば大丈夫と分かってしまうんですよね(論文だったら最後の瞬間まで何とかしようとは思うんですけどね)。

 準備にしても、自分がどれくらい出来るか分かるし、ある意味では余裕もあるから、この時までにこれくらい仕上げてくれば良いよね…と見切ってしまうことができる。

 指摘されたことはボク自身も感じていることで、それはマズイな…と思っているけれど変えられない。「慣れ」っていうのは、それほど自分の深くに染み込んでいて、なかなか変えられるもんじゃない。

 そんで、下の子がどんどん入ってくるわけで、そうした子に比べれば自分は全然できてしまうんですよね。やっぱりキャリアが違うんで(だから教えもするわけですし)。そして油断してしまう。下ばっかり見てると、あまり良くないんですよ。

 だけど、その一方で、そうした子たち(あるいは今のチーム8)を見ていると、がむしゃらであることの大事さ、というものを痛感させられるわけです。それがないと、爆発力のあるものは生まれない。

 だから、時々、(環境を変えられないまでも)意識的に「リセット」して、死ぬ気でやってみる…のが大事かなと。思ってはいるのですが(;一_一)