正しくあるために9
もうアンチと思われていいや…ってくらい、いまのSKEを取り巻く状況は、なんかオカシイところがあると思うのです(まあ、それはSKEだけではないでしょうが、今回はSKEの話をするということです)。
1.
昨日のS公演MCでのこと。アンダー出演だった研究生のおしりん(青木詩織)が、珠理奈(松井珠理奈)に対して、「わたしのフルネームは何でしょう?」と尋ねました。
珠理奈は…答えられませんでした。なんとかボケにしようとしていたけれど、答えが出てこなかったのは明らか…だと(少なくとも)ボクには思えました。
(そうは思わなかったという人は、議論の前提が共有できないので、この先は読む必要がありません。「ボクにはそう見えた」という前提を基に進んでいくこの議論は、もともとが砂上の楼閣みたいもんなんで、そう見えなかった人は気にする必要はないんです)
答えが出なかったとしても、それはそれで仕方ない部分もあると思うんです。SKEだけで60人以上のメンバーが在籍しているわけですし、珠理奈はその上、AKBも兼任しています。S公演に出てくる機会も、そんなに多くはない。
チームメンバーならともかく、研究生のフルネームが出てこないってのは仕方ない部分もあるでしょう。「おしりんが誰だか分かりません」ってのとは、また違うわけですよ。ド忘れってこともあるでしょうしね。
実際、珠理奈は、おしりんから答えを聞いて「そーだ!!」と相槌を打って、「知ってた」と言ったわけです。それはボクもそうだと思いますよ。知っていたけれど、(その時には)思い出せなかった。
もちろん、6期生もすでに1年半以上、SKEに居る訳ですし、フルネームも忘れないでよね…って、そりゃあ当然そう思います。だけど、それは別に「珠理奈はちゃんとフルネームも覚えましょう」で済む話でしょう?
別に良いじゃないですか、それで。普段、愛称で呼んでいる人のフルネームが出てこない…なんて、別に仲良い人だって起こり得るわけで、そんなの大した問題じゃないんですよ。
ところが、珠理奈は(知っていたけれど)「ウケを狙った」ということにしたわけです。
そんなの、別に周りがツッコんでいいと思うんですけどね。「いやいやいや」と、「あんた忘れてたやん!」と。
たとえば、これが相手がせーら(佐藤聖羅/卒業生)なら、そうツッコめたと思うんですが、同じ1期生でも、やっぱり珠理奈ってのは、雲の上の人みたいなところがちょっとあって(本人の意識はともかく、周りの意識がね)ツッコミにくい部分もあるのかも知れません。とくに6期研究生なんかだとね。
まあ、珠理奈自身、かなり勝気なところ(もちろん、そこが彼女の良いところです…ってのはじゃんけん大会の記事で書きました)もあって、(本人の意志はどうであれ)周りからすると、あまりツッコミ易いタイプじゃないのも確かなんでしょうけれどね。ただ、その辺はどんどんツッコんじゃった方が(本人にとっても)良いと思うんですが。
(腫れ物に触るようにアンタッチャブルな存在にしてしまうことが、珠理奈にとって良いことだとはボクは思っていないんです)
それはともかく。
珠理奈がゴマかしてしまったのも、ボクはあまり良くなかったと思っています。良いじゃないですか、「忘れちゃってて、おしりんゴメンチャイ」で。
まあ、珠理奈はSKEを引っ張っている自負があるでしょうし、たとえド忘れにせよ、メンバーの名前が出てこなかったってのは、あまり認めたくない部分もあったんでしょう。それに、珠理奈は完璧主義っぽいので、失敗とかを認めたくないタイプには見えるんですよね。
(ああ…全然関係ないですけど、いつだか「IQ高い」って話をしましたが、珠理奈は間違いなくIQ高いとボクは思っています。あのダジャレの瞬発力は尋常じゃないっすよ。そして、完璧主義ってのは、えてしてそういう子の特徴だったりするんですよね)
でも、人間は失敗を犯すものです。別に失敗を犯したって良いんですよ。とくに彼女は若いんですしね。その失敗を糧にして成長すれば良いんです。だから良いんですよ別に、それくらいは大した問題じゃないんです。
(こうやって記事にすることが、逆にいかにも「大した問題」のように見せてしまうってのは確かなんですが、しかし書く以上そうならざるを得ないんで、その点はご容赦ください<(__)>)
2.
ボクが問題だと思っているのは、もっと先のことです。それは、珠理奈個人の完璧主義とは別に、今のSKEには失敗(あるいは問題があること)を認めづらい空気があるのかな…ということなのです。
こういうことを書くと、なにかSKE内部に問題があると示唆しているかのように見えますが、ボクには内部のことは分かりません(断片的にしかね)。ボクに分かるのは外部のことです。ですから、ここで書くのも外部のことです。
おしりんは、公演後のぐぐたす投稿で、MCについて、こんなことを書いていました。
珠理奈さんと相談したりして話し出しを決めました!!!
本番では自分の返しが下手で思うようにいかなくて……せっかくボケてくださった珠理奈さんに申し訳なくて謝りにいったら「全然大丈夫だよ!大丈夫!」って言ってくださって写真もいっしょにとっていただきました(><)!(中略)
※勘違いされた方のために説明です!珠理奈さんはちゃんとおしりんのフルネーム知ってましたよ(o^^o)♪
この投稿は、間違いなくおしりんが珠理奈をフォローしたんだとボクは思います。良いヤツなんです、おしりんは。まあ…「ボケた」ってのも(ボケざるを得なかっただけで)、「知ってた」ってのも(忘れていただけで)ウソってわけではないですしね。
余談ですが…「話し出し」は文字通り、「松井珠理奈さんに言いたいことがあります」ってMCの話し出しだけ決めたんだと思います。質問の中身まで伝えていて、それで珠理奈があの返しだったら、そっちの方がよっぽど「どうなんだ」って話(^_^;)
…ってのも、もちろん、あくまで「ボクにはそう見えた」ってだけの話なんで、繰り返しになりますが、その前提が共有できなければ、この議論は意味を持ちません。それはともかく(閑話休題)。
じゃあ、なんでおしりんがフォローしなければいけなかったのか。
…まあ、それはまず、珠理奈が「受けを狙った」って言っちゃったからですが(^_^;) (それは反省してよね…ってのはさっき書きました。それは大した問題じゃないってこともね)
でも、それ以外に、あるいは、おしりんが良いヤツだって以外に、また別の理由があるとボクは思っています。それはまた、珠理奈があそこで反射的に自分を守ってしまった深層心理にも繋がるものがあるとも思います。
それはひとつには、彼女たちがアイドルだから…って問題です。彼女たちは、自らのイメージに傷が付くことを極度に恐れるところがある。それは、アイドルという職業の職業病とも呼べるものかも知れませんが。
そして、いま起こっているもうひとつの事態が、それに輪をかけます。ボクがここで言いたいこと、それは、「炎上」です。
何度も言うように、今回の件なんて大した問題じゃないんです。だけど、それに油をかけまくって「大ごと」にしてしまう人…というより文化がネットにはある。だから、メンバーもそれを恐れて、内向きのマインドになってしまうんですよね(だからガードするし、フォローもする)。
で、また「擁護」する人たちってのがファンの側にも居て、もうむやみやたらと徹底的に擁護する。批判する人はみんな敵(アンチ)のように見なして、やたらめったらと擁護する(そして、それがまた逆に火に油を注ぐ結果となって、お互いの攻撃性を高めていってしまう)。
それも良くないな…と思うんです。たしかに、大した問題じゃないんです、こんなの。大騒ぎするようなことじゃない。でも、ゼロ…というわけでもないんですよね。「ゼロ」と言ってしまった瞬間に、それはウソになってしまいます。そうなってしまったら、それはもはや、単に「臭いものに蓋をしている」だけに過ぎません。
最終的には、他ならぬ内向きのマインドになったメンバー自身が、こういう状態に陥ってしまう。とにかく身を守ることが優先になってしまう。こうなってしまったら(「臭いものに蓋をする」だけになってしまったら)、もう自浄作用には期待できません。これこそが、ボクがもっとも恐れていることです。
以前、SKEで「いじめ」が問題になったことがありました。あれも実際は大した問題じゃないんです。MCで後輩の扱いを失敗して、その後輩を泣かしてしまった。そんなの、「泣かせちゃってゴメンね」で済むはずなんです。だけど、そうじゃなかった。
あれは(今回の件なんて裸足で逃げ出すほど)炎上しまくって。「本人たちも思っている以上に大事になってしまっていて、、、」と、ちゅりが言っていましたが、まさに「大ごと」にされてしまったわけですよ(そして、火中の栗を拾おうとして、多くの子がやけどを負いました)。
そりゃあ、炎上させる方が悪いんです。でも、それで反射的に本人たちが「SKEにはイジメはありません!」って断言しちゃあダメなんですよね。だって、あそこで悲しませてしまったのは事実なんですから。それを否定してしまうってことは、まさに「臭いものに蓋をする」ってことになってしまうんです。
まあ、びっくりしたんでしょうけどね。若い内は、なんでも大ごとに捉えちゃうもんです…って、なんだか爺さんみたいだな…(;一_一)
炎上させてしまうのも、「まるっきり何もありません」と言うのも、どちらもおかしいとボクには思えます。だから、「炎上にはスルーが原則」ってのも、ボクには少し違和感があって。結局、スルーってのは、何もなかったように振るまうってことですからね。そんなことやっている内に、なにかが少しづつ狂っていってしまう。
「炎上(放火)」と「消火」をやりあっている内に、話が1か0かに収斂されてしまって、問題はあった筈なのに、じつのところ、どこが問題だったのか…ってのが見えなくなってしまう。そのこと自体が、ボクはすごい問題だなと思っているんですよね。
(内部でちゃんと処理していれば良いって考え方もありますが、しかし透明性を失った組織が腐敗していくというのは、古今の理でもあります)
炎上はたしかに怖いですが、必要以上に恐れることはないと言うか…1から10まで熨斗つけて説明すりゃあ良いんです。それで改善すべきところがあれば、きちんと改善すれば良い。それはもちろん、いわゆる「アンチ」には通じないでしょうが、話の通じる人だって沢山いて、分かる人はそれで分かるんだから、それで良いとボクは思いますけどね。
「騒いでいる奴はすべてアンチだ」ってのも、ボクにはすごい違和感があって。と言うよりも、いちばん違和感を覚えるのは、まさにそうした言説なんですが。
最近、この逸話をよく思い出します。
「秦の2代皇帝・胡亥の時代、権力をふるった宦官の趙高は謀反を企み、廷臣のうち自分の味方と敵を判別するため一策を案じた。彼は宮中に鹿を曳いてこさせ『珍しい馬が手に入りました』と皇帝に献じた。皇帝は『これは鹿ではないのか』と尋ねたが、趙高が左右の廷臣に『これは馬に相違あるまい?』と聞くと、彼を恐れる者は馬と言い、彼を恐れぬ気骨のある者は鹿と答えた。趙高は後で、鹿と答えた者をすべて殺したという」(wiki)
結局、趙高はYes-manだけに取り囲まれるわけですが、そんな人材が使い物になるわけがありません。こうして秦は滅びの道をひた走っていくわけです。実際、この後、1~2年で秦は滅びます。
秦を炎上させたのは、たしかに叛乱を起こした陳勝・呉広やあるいは劉邦や項羽です。しかし、火種はもともとそこにあったのです。それを見てみぬフリをした廷臣たちもまた、秦滅亡の大きな要因となりました。
彼らは皇帝に「何も問題はない(問題はゼロだ)」と言い続けたわけですよね。「炎上の原因なんてない」と言い続けたわけですし、「炎上そのものもない」と言い続けた。そして、気が付いた時には、もう全てが手遅れになっていた。
ボクは、本当の忠臣(ファン)というものは、黒の物を「白」と言う人(馬鹿)ではないと思います。
かと言って、忠言だとか言って、文句ばかりメンバーに言っても、メンバーをより内向きのマインドにしてしまうだけでしょうしね。さて、どうすれば良いのか…ってのは、次回の記事に少しだけ関わってきます。