悔しかったこと(決勝T1回戦) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


悔しいこと(決勝T1回戦)

1.
今大会は名勝負が多い。技術的なことや戦術的なことよりも、死力を尽くして戦うそんな姿に心を打たれる。拮抗が破られた瞬間の絶望、それでも諦めない気持ち。

本来、ボクは精神論や根性論はキライだ。それは見るべきものを見ないで、やるべきことをやらないで、安易に飛びつく結論のように思えるから。ただ、「人事を尽くして天命を待つ」じゃないけれど、すべてをやり尽くした後に、それでも最後はやっぱり気持ちの部分だ、というのならば理解できる。

ボクらの代表は、果たしてすべてをやり尽くしたのだろうか。死力を尽くすその遙か手前で道に迷ってしまった気がしてならない。日本はサッカーを舐めてんじゃないか。ボクが今大会で思ったこと。

90年代、とりわけ96年のアトランタ五輪におけるスーパーイーグルス(ナイジェリア代表)の活躍によって、「21世紀はアフリカの時代になる」と言われていた。しかし、それから20年が経ったいまも世界の勢力地図はさほど変わっていない(今大会では、むしろ北中米の台頭が目についた)。

それはやっぱり、不安定な社会と、それに伴う協会の腐敗というのが大きいんだとボクは思う。今大会でもガーナ代表やカメルーン代表、ナイジェリア代表にはトラブルの話題が尽きなかった。彼らは集中してプレーできる状況にないんだ。

それは日本にも同じことが言えるんだろう。日本は(日本サッカー協会は)スポンサーだの視聴率だの余計なことに気を取られて、ちゃんとサッカーをやれる環境を整えられなかった。精神論だの何だのそれ以前に、きちんとしたメンタルの準備が出来ていなかった。

日本は進歩していると言う人がいる。ボクはそうは思わない。協会が腐敗していれば、その国のサッカーには進歩などありはしない。

2.
今大会、日本はまともに「サッカー」をやっていなかった。それが決勝トーナメントの1回戦を見ていてボクが痛感したこと。どんな方向性だって良いさ。どんな戦術を取ったって良いさ。カウンターだろうがアンチフットボールだろうが、ボクは構いはしない。だけど、ちゃんとサッカーをやらなきゃ。

ロクに責任も取ろうしない日本サッカー協会が悔しかった。日本中にバカにされていたギリシャの方がよっぽど真面目にサッカーをやっていた。それが悔しかった。

日本と同じタイプだといつも言われているメキシコの方がよっぽど躍動していた。それが悔しかった。(もともと強豪だとは言え)10年前は日本と同じくらいのレベルだった筈のベルギーがあれだけのタレント集団になっていたことが悔しかった。

野球の方が人気があって、日本と同じような状況である筈のアメリカが(若い監督のもと)戦術的にもメンタル的にもフィジカル的にも、日本よりはるかに戦う準備が出来ていたことが悔しかった。

(ジズーやナスリ、ベンゼマがアルジェリア系だとは言え)ここのところ国際舞台では目だった成績を残していなかったアルジェリアがドイツ相手に最後まで持ちこたえたことが悔しかった。

日本がU20W杯に出られなかった間、ザックがロンドン世代をまるで活かせなかった間、ユースで活躍した黄金世代を着々と育ててきたチリがブラジルをあと一歩まで追い詰めたことが悔しかった。

日本と親善試合で戦って敗れたコスタリカがあれだけのサッカーを見せたことが悔しかった。日本の10番は何も出来なかったのに、コロンビアの10番が真のスターであることが悔しかった。

どのチームもどのチームも死力を尽くして、すべてを出し切って敗れていったことが悔しかった。日本もああいう試合をして欲しかった。それが悔しかったんだ。