注:抜粋です(意訳している部分もあります)。
14.(兄セウェルスから)
一族を愛すること、真実を愛すること、公正さを愛すること。全ての人に同じ法があり、平等な権利と言論の自由に配慮して運営される政治形態があるということ。そして統治下の人々の自由をとりわけ尊重する王の政府という考え。
哲学に関して一貫性を持ち、道を外れないこと。善いことを為すための性質。他の人びとに快く与えること。希望を大切にすること。友人たちから愛されていると信じること。
非難すべき人たちに対して、彼の意見を隠さなかったこと。彼が何を欲し何を欲しないかとても明白であり、友人たちがあれこれと推測する必要がなかったこと。
15.(マキシムスから)
自制心。いかなるものにも目的をそらされないこと。どんな状況でも(病気の時でさえ)快活であること。優しさと威厳が適正に混じりあった道徳的な性格。不平を言わず、自らに課せられたことをすること。
彼が考えたように彼が話し(裏表がなく)、彼が行ったすべてのことにおいて、いかなる良からぬ意図も決して持っていなかったこと。びっくりも驚きもしなかったこと。決して急がなかったこと。そして、ある事をする時には、決して先延ばしにしなかったこと。落胆も当惑もしなかったこと。いらいらを隠すために笑うということをしなかったこと。怒りっぽくも、疑い深くもなかったこと。善いことを為すのが習慣になっていたこと。許す用意が出来ていたこと。あらゆる偽りから自由であったこと。
彼に軽蔑されていると考える人も、彼を軽蔑して考える人もいなかったこと。