『300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』
300: RISE OF AN EMPIRE
2014年アメリカ、103分
監督: ノーム・ムーロ
主演;サリヴァン・ステイプルトン
概要
フランク・ミラーのグラフィックノベルを実写化したヒットアクション『300 <スリーハンドレッド>』の続編。前作で命を散らしたスパルタのレオニダス王に代わってペルシャ軍に挑む、アテナイのテミストクレス将軍と彼が率いる兵士たちの激闘を活写する。メガホンを取るのは、『賢く生きる恋のレシピ』のノーム・ムーロ。『L.A. ギャング ストーリー』などのサリヴァン・ステイプルトン、『パーフェクト・センス』などのエヴァ・グリーンらが出演。壮絶な肉弾戦はもちろん、戦う男たちの絆をめぐるドラマにも注目。(Yahoo!映画より)
感想
前作の監督は、あのザック・スナイダーだった。ボクは正直、彼の映像は好きじゃない(『マン・オブ・スティール』は素晴らしかったけどね)。前作『300』の映像も苦手だった。それでも、あの映像には力があった。
本作の監督は、なんだか聞いたこともない人物だ。前作と比べると明らかなのは、映像のエネルギー(映像の流れが生み出すエネルギー)というものがまったく失われてしまっているということ。
まるでゲーム画面のようなヌルーイ映像。ただ血がドバドバと流れるだけの、緊迫感に欠けた戦闘シーン。それはもう、好き嫌い以前の問題。ザック・スナイダーは(好きにはなれないけれど)やっぱり凄い監督だったんだと、あらためて実感する。
ストーリー的にも焦点がブレているのが気になる。今作はどちら側から描いているかいまいち良く分からないところがある。視点を固定できていないから、クライマックスでも手に汗を握るということがない。
たしかに、アルテミシアはとても興味深い人物だけれど、前作は完全にレオニダスの方(スパルタ/ギリシャ側)から描いたんだから、今作でもペルシャ勢はあくまでも敵役として描くべきだったとボクは思う。
(余談だけど、結末が史実と異なっているところもボクには気になってしまう)
セックスと暴力にしか興味ないようなガキが見る映画。あの『X-men』を作ったハリウッドが同時にこういう映画を撮るんだから、世の中不思議なもんだ(そういや、この前の『ウルヴァリン』に少し似ているかも)。しかし、ポンペイといい、ノアといい、最近の洋画は不作だねえ(;一_一)
☆☆(2.0)