正しくあるために5(色々と思うこと…) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


 今年のボクの目標は批判を(あまり)しないってことと、嘘をつける人になる(なんのこっちゃ)ってことなので、この記事もあまり批判的には受け取って欲しくないです。ですから、メンバーの個人名も一切出しませんし、特定の誰かに言及するってこともありません。あくまでも一般論としてお読みいただければありがたいです<(__)>



1.「精神論」
 アイドルというのは、もともと、「肉体」を切り離して語りたがる傾向があります。基本的には、「キレイごと」を言って成り立ってる世界ですからね。「精神論」で成り立っていると言っても良いですけれど。でも、そうした「アイドル」の特性に隠れているものを見過ごしてしまうならば、物事の本質もまた見失われてしまうじゃないでしょうか。

 つまりね、彼女たちは「仕事がキツいから辞める」なんて決して言わないわけです。もちろん、ボクはそのこと自体を疑うわけではありません。ですけれど、それ(仕事がキツイかどうか)が「まったく関係ない」って議論はやっぱり成り立たないんじゃないでしょうか。「腹が減っては戦は出来ぬ」という言葉を忘れて「武士は食わねど高楊枝」という言葉に寄りかかった旧日本軍の「精神論」がどういう末路を辿ったか…

(当時の世界最高峰とも言える士気と練度を誇った陸軍の精鋭たちは、補給というものを顧慮しない愚かな戦略によって南洋の島々で散っていった…というのは言葉がキレイ過ぎるな…文字通り餓死していったのです。一方、民主主義で甘やかされて育ったアメリカ兵たちは、文句をたらたら言いながらも、ご飯をモリモリ食べて元気一杯に戦ったわけです)

 もちろん、そんな極端な例を出さずとも、どんな職場であれ、仕事の能率を上げ、優秀な人材を確保し引き留めるためには、「良い環境」が必要だなんてことは言うまでもない筈でしょう。だのに、「夢」とか「前向き」という美しい言葉に隠されて、そうした大切なことが表面上は見失われてしまっている。あるいは、気付かないフリがされている…(もちろん、運営やメンバーがそうしたことを全く意識していないとはボクは思いません。実際に待遇は改善されていっている「筈」でしょう)。

 残されたメンバーが、そういう言い方しか出来ない、そういう姿勢を取るしかないってのは良く分かります。ボクは、それを批判する積もりは全くありません。辞めるか悩んでいる子ならば引き止められるかも知れないけれど、「もう決めてしまった子」は、こころよく送り出すしかない。こころよく送り出すってのは、それ自体は美談です。ファンの気持ちとしても、最後はこころよく送り出したいってのは(痛い程)良く分かります。

2.「グループとして」
 でも、それですべてがヨシで丸く収まってしまうって、ボクにはなんか納得できないんですよね。まあボクが納得できないってだけなんですが。ホントはなにかもっと言わなければならないことがあるんじゃないか…いつも、そんな気がしてならないんです。辞めた子が「夢のために」別の道を選んだことは確かにそうだったとしても、じゃあそれは「グループとしてどうなんだ」と。それは結局、(優秀な人材に)「逃げられちゃってるんじゃないか」と。「個人が決めたことだから仕方がない」って言い方は、結局、すべてを個人の問題に回収して済ませている言い方だと思えるのです。

 メンバー同士には個人的繋がりがありますし、それに残されたメンバーもいつかはグループを去る日が来るわけですから、メンバーがそうしたことを言えないってのは良く分かります。ここには少し捻じれた構図があって、グループの一員であるメンバーはいつかは去らなければならないのに、グループの外に居るボクらはそうではない。こうした時、メンバーが「個人の立場」を主張して、ファンが「グループとしての立場」を主張するってのは、そういう意味では良く分かるんですよね。もちろん、これは逆なのかも知れません。誰が辞めようが、メンバーは残されたメンバーで戦っていくしかないし、逆にファンは「推し」が辞めてしまったらファンであることを辞めてしまうかも知れない。

 これは別に、どっちがグループを愛しているかとか、そういう話ではないんです。むしろこれは、立場の問題です。メンバーの口から「グループとしてはどうなんだ」ってことが言われる際も、大抵の場合、それは「残されたものが頑張る」というような、個人の問題として処理されることが多いように思えます。「グループとしてどうなんだ」って疑問が、それ自体として、メンバー自身の口から出てくることは余りない。それは実際にそう思っている部分もあるんでしょうし、単純に「言えない」ってこともあるんでしょう。

 こうした時、メンバーはあたかも運営の代弁者として振る舞っているかのように見えることがあります。もともとは、運営、メンバー、ファンという3者の関係性であった筈なのに、こうした時には「あちら側とこちら側」という構図になっているように見えることがあるのです。ここには、おそらく欠けているものがある、とボクには思えます。それは、おそらく「労働組合(労組)」の存在じゃないでしょうか。

3.「48労組」 
 「労組」なんて言ったって、アイドルは個人事業主だからとか、アイドルはイメージが大切だからとか、そんなことやったらムチャクチャになるとか、まあいろんな考えはあるでしょうが…良いんじゃないですか。全部ぶっ壊しましょうよ。48はそうやってやってきたんじゃないですか。大体、俳優にはそうした組織がありますし、サッカーや野球にだって選手協会はあります。別に48にそれがあっちゃいけない理屈は無いでしょう。

 待遇や環境の改善(福利厚生)や賃金値上げの要求はどんどんしたって良い訳だし、それらが改善されるということは、本来はアイドルを続けるモチベーションにも結び付く筈でしょう。日本ではあまり良いイメージのない労組ですが(実際、ボクもあまり好きじゃないんですが)今の48にはまさに必要な組織だとボクには思えます。労組が力をつけすぎると会社が潰れるって考え方もありますが、現状は(ボクの知る限り)ゼロですからね。

 メンバーは労組に所属したからって、別にどっちについても良いんですよ。運営がおかしいと思ったら抵抗したって良いし、ファンがおかしいと思ったら、自分たちの道を貫けば良い。大事なことは、(もちろん、程度の問題はあるにせよ)そういうフリーハンドをメンバーに与えるということです。つまり、自分たちの状況について言いたいことを言える状態、ちゃんと運営と「交渉」できる状態にしておくってことです。

 そうしたことを個々で要求していったとしたら、バラバラになりかねませんし、色々と「厄介な問題」を引き込みかねませんが、組織化することで、そうした「厄介な問題」は回避できる筈ですし、少なくとも最低限の要求については足並みを揃えられる筈です。その「最低限」の要求ラインを定めるということが、いま必要なことなのではないでしょうか。

 まあ、「労組」なんてハッキリ言わなくたって、メンバー同士の「互助組織」とでもいったようなものが必要だってのは、かなり確かなことのようにボクには思えます。言ってみれば、巨大な「モコ族」が必要なわけですよ←つい個人名に言及しちゃった(^_^;)>

4.「大組閣」
 そもそも、(ファンも含めて)48グループ全体が、これだけ規模が大きくなってきているなかで、社長とプロデューサー(+総支配人)が絶対的な権限を持つ運営体制なんざナンセンスですよ。もの凄い早さで、色んなことが目まぐるしく動いていっているなかでは、彼らだけですべてを把握することなんて出来ませんし、ましてやコントロールするなんてことは不可能です。なにより秋元さん自身がそう言っていたじゃないですか(まあ…あの人の言葉をいちいち真に受けてたらファンなんてやってられないですけれどね)。

 これだけ図体が巨大になっている以上、「自主性」とか「民主制」とか、そういう「下からの力」を上手く取り込んでいく必要がある。いまだに「焼畑農業」みたいな積もりでいるのかも知れませんが、大組閣みたいなもので上から全部ガラガラポーンなんて、共産主義時代のソ連じゃないんだからさ…。ある土地では焼畑を、ある土地では水田を…と土地に合わせた耕作をおこなっていく必要がある。そうした時には自主性を優先するしかないんですよ(だからボクは、本人主導の「移籍」に関しては賛成なんです)。大体、そのためのペナントレースとドラフトだった筈じゃないの…

 というわけで、最終的にはなぜか大組閣に対する批判で幕を閉じました(笑)←今年の目標を達成する日は通そうだなあ…(;一_一)


P.S.
 あ…ちなみに、(以前も書きましたが)アイドルを続けるモチベーションを保つ方法として、AKB48株式会社を立ち上げて上場し、メンバーにストックオプションの権利を与える、そしてまた同時に、メンバーにはちゃんと「セカンドキャリア」を築いていけるだけの訓練(あるいはその支援)を行う、そういう考えもアリだと個人的には思っています。いずれにせよ、何らかの待遇/環境改善、アイドルとしての寿命がある内はここでやっていけるという保証が必要だとボクは思っているわけで、色々と考えることはあるんですが…まあ、それこそ「夢」ですわな…