茂木ちゃん(茂木忍/13期)が、パジャマドライブ公演できぃちゃん(佐藤妃星/15期)を吹っ飛ばしたことが「後輩イジメ」だと話題になっています↓
正直、これだけ見るとエライ印象悪いかも知れませんが、じつはこれは『キスして損しちゃった』という曲の振り付けなんですよね。公演を見ている人は分かっている筈ですが意外と知らない人も多くて、これを真に受けちゃってる人も結構いるんですね。
(まあアンチは何を言っても聞きゃしないんでしょうが)スレとかでそれを指摘されても、引っ込みつかなくなってるのか、「あんなマジな顔で突き飛ばすのはワザとだ」とか、あるいは、「後輩だから強くいったんだ」とかね。
タチが悪いのは、この最初のgifを上げたヤツは、『キス損』の振り付けだと分かっていながら、「本来なら肩をトンと叩く程度の振り付け」とか書いてるんですよね。そんなの全くウソですよ。完全な印象操作です。それは、下のgifを見れば分かるでしょう(ボクが作ったgifなので画質が悪いのはご勘弁)。

2013/8/18パジャマドライブ公演
ちょうど2人映っている場面で分かり易かったので使います*が、これを見て分かるように、もともと茂木ちゃん(左)は押す感じでいくんですよね。それに対して、右の萌(相笠萌/13期)は空手チョップみたいな感じでいっている。どっちが強いってよりも、タイプが違うって感じです。
*(押す振り付けは2回あって、きぃちゃんの場面は2回目の方、↑は1回目の方)
それにこの場面、茂木ちゃんに(かなり強めに)押されているのは同期のゆいりー(村山彩希/13期)ですよ。後輩がどうとか関係ないんです。飛ばされる方にも個性があるだけの話で、たとえばゆいりーは茂木ちゃんに押される瞬間にちょっと体を預けるようにして、その反発力を活かして飛んでいくみたいな感じ。一方のゆーりん(髙島祐利奈/13期)は…萌が来る前にすでに飛んじゃってる(笑)
きぃちゃんの場合はかなり無防備に見えますが、昨日の公演で茂木ちゃんがこの件に触れて、「きぃちゃんが思ったより軽くて、力を入れたら吹っ飛んでっちゃった」と言っていましたから、あの場面が茂木ちゃんにとっても予想外だったのは確かでしょう。でも、それはイジメとかそういう次元の話ではまったくないんですよ。
「マジな顔をしているからワザとだ」ってのもバカバカしい話です。ホントに説明するのもバカバカしいんだけど、AKBの公演にはストーリーがあるんです。お芝居みたいなハッキリとした筋じゃないんだけど、「感情の流れ」があると言ったら良いのかな。とにかくそういうものがある。
『キスして損しちゃった』は、ユニットMC明けの3曲のひとつです。この3曲は(ゆいりーの記事でチラっと言ったんだけど)ボクがパジャドラ公演でもっとも好きな部分で、とにかくものすごいシリアスな雰囲気なんですね。とくに、『キス損』の直前にあるのが、この公演の中でもっともシリアスな『命の使い道』という曲で、もうここでは絶対に笑うことなんて出来ません(感情を失くした人形のように演じなければならない)。
その次にくる『キスして損しちゃった』は、タイトルからも分かるように「終わったあと」の感じで、少し明るさも射してきて、頬が紅潮してくるというかな…感情のヒダが戻ってくるんだけど、まだシリアスを引き摺っていて、笑ってやるような曲じゃないんですよ。だって、「すべては嘘だったのね 私の唇を返せ!」って歌ですよ。むしろ、恨みを込めてやるんです。そういう意味では茂木ちゃんの「演技」は正しいんですよ。
茂木ちゃんは、先述の公演MCで「これ以上、私のことを悪く言うのはやめて下さい。今度からは力を加減しますのでお願いします」と懇願していましたが、なんか悲しい話ですよね…
アイドルとしてどうこうって話ならボクも(遠慮なく)批判します。でも、公演で頑張っている/頑張ろうとしていることで、なんで茂木ちゃんが叩かれなきゃいけないんですか。たしかに、力加減が上手くいかなかった、やり過ぎたってのは事実でしょう。でも、こういう場面を生むようなガチさ、一種の粗削りな鋭さが現在の研究生公演の魅力になってるんですよ。それはむしろ、茂木ちゃんの良い部分なんです。
そんなことで茂木ちゃんが苦しまなきゃいけないなんて、なんだか余りに理不尽じゃない…
追記(9/29)
いまだに、分かってない人が多いみたい。まあ、ボクがここに書いても大した意味はないんだけど、あれって結局、新ポジの日だったから、茂木ちゃんは茂木ちゃんで一回目の(押す)振り付けの感じで強めにいっちゃって、きいちゃんはきいちゃんで二回目の振りでそんな強いのが来ると思ってなかったから油断してよろけちゃって…って、それだけの話でしょ? ネタにしたってこんなに長く引っ張られるような話じゃない。
関連記事(より詳しく書きました):「反転(AKBとイジメに関するetc)」