スター・トレック イントゥ・ダークネス(4.0) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
STAR TREK INTO DARKNESS
 
2013年アメリカ、133分
 
監督:J・J・エイブラムス
 
主演:クリス・パイン
 
概要
 前作に引き続きJ・J・エイブラムスが監督を務め、クリス・パインやザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナらも続投するSFアクション大作の続編。謎の男によって混乱にさらされる地球の命運に加え、カーク船長率いるUSSエンタープライズ最大の危機を活写する。冷酷な悪役を、『裏切りのサーカス』のイギリス人俳優ベネディクト・カンバーバッチが怪演。人類の未来を懸けた壮大な戦闘に加え、人間味あふれる物語に引き込まれる。(Yahoo!映画より)
 
感想
 ボクはトレッキーだ。まあ、この言葉は一般にはほとんど意味がないかも知れないし、ボクの場合はTNGだけどね。でも、前作はホントに感動したんだ。今作は…映像に関しては今さら言うまでもないけれど、前作に比べるとインパクトは弱いかな…。CG全盛期で、世の中にこれだけSF大作が蔓延る中で、『スタートレック』であることの必然性、『スタートレック』であるということのアイデンティティが必要なんだとボクは思う。前作の方が見せたいものがハッキリしていた気がする。
 
 今作は色んな要素を引っ張って来すぎているせいで世界観が壊れている。しかも、そのことによって、映画自体のリズムをも損なってしまっているから本末転倒だ。ばらばらばらってイメージを畳みかけているだけで、全体のリズムとか流れみたいなものに対する意識が希薄になっている。ただただイメージだけがそこにあって、余韻がないというかね。絵が欲しいがために脚本を書いているような感じ。それって本来は逆でしょ? 脚本の段階でもっと刈り込めた筈だし、そうすべきだったとボクは思う。世界観を壊している割に、作品としてどうもなってない印象があるから物足りない。
 
 前作において、この新シリーズはパラレルワールドであることが示唆されていた。一字一句(元祖と)同じである必要はボクもないと思う。でも、「このカークがあのカークになるとはどうしても思えない」っていうかね…ボクはこれは『スタートレック』になりきれていないと思う。たしかに、設定は活きているし、それぞれのキャラクターの見せ場もある。でも、キャラクターの掘り下げが足りないし、なんか『スタートレック』じゃないんだ。これも結局、世界観の問題。たとえばさ、クリンゴンを出すんなら、あんなショボイ役じゃダメなんで、それはトレッキーだったら暗黙の了解だと思うんだけどね。
 
 愛が足りんよ愛が。
 
☆☆☆☆(4.0)
 

 
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』TV-CM 地球最大の危機篇