「センター適性をサッカー選手にたとえてみた」(前編)
序.
アイドル(というよりAKB)の「センター適性」というものについて考えていまして、サッカーのポジション適性に喩えたらいいのではないかと思い付いたのです。
サッカーのポジションは、戦術やフォーメーションによって求められる能力が異なってきます。同じフォワードであっても、ボールを収められるタイプとか、裏に抜け出せるタイプとかね。それでも、センターバックだったら空中戦の強さ、ボランチだったら戦術眼と散らす能力、サイドの選手だったら突破力と走力とか、ポジションごとに必要な能力ってのは、何となく決まってるわけです。
フォワードばかり集めてもチームにはならないように、AKBでも、たとえばこじはるのように、サイドからチームを支えるタイプも居ますし、たかみなのように、元々はフォワードだったけれど、今はボランチとして後方からチームのかじ取りを行っている人も居ます。「センター適性」のあるなしが、アイドルとしてタレントとしての価値に直結するわけではありません。
もちろん、人気商売であるアイドルのセンターってのは、純粋に能力の問題であるサッカーのポジション適性とは厳密には違います。喩えると言っても、どうしてもズレは出てきてしまうでしょうし。ですから、これはお遊びみたいなもんですが、それでも、何となく見えてくるものはあると思っています。
さて、能書きはこれまでにして、実際に当てはめてみましょう。「センター」ってことで、日本代表のセンターフォワードに喩えてみたいと思います。
・大島優子
⇒本田圭佑
いきなり本職じゃねーって話ですが(笑) 本田△は能力が高いんで、どこのポジションでもこなせちゃうんですよね。技術が高く体幹も強いので、ボールを収められます。南アフリカW杯では1トップを務めましたし、現在の代表でも状況によっては1トップに入ることがあります。香川や清武が台頭した現代表でも、彼がいるといないとでは、まったく別のチームになってしまいます。
⇒優子はとにかく能力が高いんですよね。何をやらせても、それなりにこなせてしまう。センターをやらせればセンターをこなしちゃうし、脇に置いておけばしっかりとセンターをフォローしてくれる。「変幻自在のエンターテイナー」と自分で言ってますが、まさにそんな感じです。現状、ちょっと替えの効かない感じなので、グループとしてはもうちょっと踏ん張って欲しいんですけどね。優子のいないAKBは、ちとパワーに欠ける気がします。
・渡辺麻友
⇒岡崎慎司
代表ではとにかく決定力が高いザキさん。日本代表の歴代得点記録では現在4位につけています。攻撃時には貪欲にディフェンダーの裏を狙い、守備になれば常にボールを追い回すフォア・ザ・チームの精神の持ち主でもあります。ただし、1トップとしては軽量過ぎるので、サイドで使われることが多いんですね。そこからゴール前に詰めて、泥臭くゴールを奪うのが彼のプレースタイルです。
⇒完璧なアイドルと称されるまゆゆは、また一方で非常にストイックな人でもあります。「誰よりAKBに捧げてきた」という言葉はダテじゃありません。ただ、タイプとしては1トップのセンターよりは2トップのセンターかな、という印象があります。アイドル性が強すぎるので、1トップのセンターだと、かなり曲(チーム戦術かな)を選ぶ感じなんですよね。
2トップにすると相互補完する形になって、色んな曲(戦術)に対応できるようになります。アイドル性が高く、軽やかに舞うことができ、なにより華があるまゆゆは、2トップのセンターとしては他の追随を許さないかも知れません。そういう能力だから、1.5列目(1トップの後ろ)くらいにいても輝くことができる(得点を奪うことができる)んですよね。その辺りもザキさんぽいかな。
つづく
AKB48 - 初日(2013)