-あなたにとって写真とは何でしょうか?
写真は心を落ち着かせてくれる。ぼくの激しさやエネルギー、狂気の周波数を合わせてくれる。--中略--
写真から得られるものは音楽を聴いたときに考えられるものと同じ。むしろもっと詩的に語りかけてくる。ほかの方法やカルチャーでは近寄ることのできないもっとマジカルなもの。
僕の手の中にカメラがあるのは、魔法のようなもの。モデルに服を脱いでもらうこともできるし、世界中を旅することもできる。人の家に入れてもらうこともできる。まるで小さな手品の箱みたいじゃない?
-あなたの写真はどれも神話のワンシーンのようです。
ありがとう。写っているものは現実なんだけど、同時に非現実の世界でもある。作品は、タイムレスであることにこだわっているので、写真の中にあまりたくさんの要素を入れないようにしてる。写真を見ると50年前に撮ったようにも思えるでしょ。人間ってそんなに変わらないものだからね。
「日本初個展へのロングインタヴュー」『IMA』2012Autumn,amanagroup