『ヤバい経済学』
2010年アメリカ、93分
監督: モーガン・スパーロック 、アレックス・ギブニー 、ユージーン・ジャレッキー 、ハイディ・ユーイング 、レイチェル・グレイディ 、セス・ゴードン
概要
経済学者のスティーヴン・D・レヴィットと、ジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナーによるベストセラーを映画化。「子どもは名前で人生が決まる」「ニューヨークで1990年代に犯罪が激減した理由」「賞金で高校生の成績が伸びるのか」といった多彩なテーマに、オスカー受賞監督のアレックス・ギブニー、『スーパーサイズ・ミー』のモーガン・スパーロックら気鋭の監督陣が鋭く切り込む。世間を騒がせた大相撲の八百長問題を、統計データなどを用いて検証しているのにも注目。(Yahoo!映画より)
感想
(アメリカ人にとって)この作品が何故「ヤバい」のかを理解するためには、厳然と存在する白人/黒人/ヒスパニック間(正確な区分じゃないけど取り敢えず)の貧富差、中絶を認めないキリスト教右派勢力の影響力、現代のアメリカが抱えるそういった類の問題の根深さを理解してないと難しいだろうと思う。この作品は、イデオロギー色がないことで逆にタブーに切り込めている辺りがなかなかGood。
映画序盤は、それでも笑って見てられるけど、突如としてなぜか我が国の国技-相撲-が登場した辺りから(骨身に沁みて)笑えなくなってしまう。オムニバス形式で作られていて、中にはそのまま素直に受け入れることの出来ない箇所もいくつかあるけれど、マイケル・ムーアの(独り善がりな)「ドキュメンタリー」なんか見るよりは余程良い。
☆☆☆☆(4.0)