2012/7/12 | 想像上のLand's berry

想像上のLand's berry

言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


 さっきから、風に乗って笛の音が聞こえてる…音…我が家は少し奥まったところにあるのだけれど、マンション自体は人通りの多い道に接しているので、それなりに周囲はザワザワしている。車やバイクの通る音、通りを歩く若者たちの話し声、風に揺れる木々のざわめき。

 思い起こせば、数年前までは2階にピアノの先生が住んでいて、しきりにピアノを奏でていた。とても小さい音だったけれど、真下のボクの部屋には僅かに零れてきた。だから、気付いていたのはボクだけだったのかも知れない。(いや、あの子は耳が良かったから、きっと聞こえてたろうな。)子供のころから20年くらい、それが当たり前のこと、ボクの日常音だった。

 故郷の家は、車が通ることもほとんどなくて、本当に静かだった。キジバトやコオロギの鳴き声。稀に通る車の音、ひとつひとつの音に意識が集中した。翻ると、近ごろは浴びるように音を聞いている。TVや音楽。そこに留まることなく、どんどん流れていく。別にスローライフ的なことを謳いたいんじゃなくて、それがなんだか今のボクにふさわしい生活だと思うんだ。