euro雑感10 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


ポルトガル2-1オランダ

 ようやく、彼が覚醒しましたね。C.ロナウドが二得点、ポルトガルが決勝トーナメント進出を決めました。改めておっそろしい選手だな~って実感しましたね。両足を使える上にシュート力もあり、スピードや跳躍力も群を抜いています。ドリブルで突っかけることも出来るし、ロングレンジから無回転シュート&FKを撃つこともできます。たしかに、これらひとつひとつの能力を切り取ってみれば、他にも持っている選手はいるのですが、これらすべてを兼ね備えている選手は彼一人しかいないでしょう。まさに全身凶器みたいな感じですね。
 しかしながら、彼の何よりの武器はdetermination(決断力)なのではないかとボクは思います。一点目の場面で見られたように、チャンスがあると見るや迷わず全力で駆け抜けていく、そうして幾多の得点を生んできました。そして、それを支えているのが(敢えて言いましょう)「サボる力」です。守備をある程度サボってしまうことで、攻撃時の体力を温存しておく、結局、サッカーは点を獲らないと勝てないスポーツですから、彼がサボることが逆にチームの役に立っているわけです(まあ、そこからピンチを招く場面もありますけどね)。
 さらに、スタミナを温存しておくことは、ゴール前での落着きにも結び付きます。彼の場合は、生来の性格と、高い技術からくる自信、さらに幾多の戦場を潜り抜けてきた経験、そして、サボることによる体力的な余裕とが結び付いて、ゴール前での落ち着きを生み出しているように思います。二点目のゴールは、まさにそうして生まれたものでした。

 ポルトガルチームを振り返ってみると、コエントランのキレのあるドリブルやペペの安定感など、レアル勢の調子の良さが目を引きます。しかし、何よりもポルトガルを牽引しているのは中盤でしょう。運動量に優れたメイレレス、技術に優れたモウティーニョ、高精度の左足を持つアンカーのヴェローゾの三人は、いずれも攻撃でも守備でも貢献出来る選手です。それぞれに特徴を持った万能型の3人で構成する中盤は、ドイツ、デンマーク、オランダ相手に全ての試合でボールを支配していました。この中盤がポルトガルの生命線だと思います。CLを制覇したメイレレスのコンディションがいまひとつに見えますが、彼とナニがコンディションを上げてくれば、ポルトガルはもうひとつ上の段階にレベルアップできると思います。

 オランダは…ま、言うべきことはないでしょう。チームが線になっていませんでした。この試合ではラフィー(ファンデルファールト)が1人気を吐いていたのですが、このレベルの試合ではやはり個人技だけでは如何ともしがたいです。



ドイツ2-1デンマーク

 最終節は同時キックオフなので、もうひとつのカードを中心に見ていまして、こちらのカードはちゃんと見ていません。デンマークも良く頑張ったみたいですが、やはりもう一歩が届かなかったですね。今大会のデンマークは決して悪いチームではなかったですし、戦いぶりも勇敢で好感が持てたのですが、いかんせんグループ分けが悪過ぎました。それから、期待していたエリクセンがその真価を発揮できずに大会を去ってしまったことが少し寂しいですね。