『旅立ち』
Bfシリーズを開始してから約2週間。
そろそろ旅立ちの時かなって感じる。
「ありのままを切り取りたい」
そうやってスタートしたこのシリーズ。
実際のところ、難しいことの方が多かった。
なぜなら、並べることは必然的に物語なのだ。
「これ」の次に「これ」を並べることで、何かが物語られる。
それを理解せずに並べてしまえば、ただナンセンスな文章になる。
シリーズであるならば、もっと意識的に語るべきだったと今では思う。
主題というものの重要性が改めて身に沁みた2週間でもあった。
カトリック地区を上手く切り取れなかったのも悔いが残る。
初めに降り立ったのがプロテスタント地区だったから、
それは、むしろ止むを得ないことだったかも知れない。
プロテスタントとカトリック、ユニオニストとナショナリスト。
自らのアイデンティティを誇示する配色のストリート。
様々なメッセージをこめたミューラル。政治的な主張が強い落書き。
観光ガイドに「絶対に行ってはいけない」と記載される地区の実状。
そして、両者の居住区を隔てるための“ピース”ウォールの存在。
分断は現にそこにあったし、色々と考えさせられることもあった。
・・・でも・・・手を繋ぐこと・・・
子どもたちの屈託のなさは何処に行っても変わらなかった。
当初予定していた隠れテーマは「分断と子どもたち」。
子どもたちは、そんな型にははまらなかった。
純粋な瞳で世界を眺めること・・・
子どもたちの未来には、どんな可能性も開けている。
「ぼくらの世界が見てきたものと同じものを、
彼らも見なければいけない」とは決まってないのだ。
・・・
さて、これからボクは何処へ行こうか。
