ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

2009年日本、108分

監督:摩砂雪 、鶴巻和哉

主演:緒方恵美

概要
 大人気テレビアニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」を映画化した、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作のうちの第2部。前作で汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンで戦うという決断を自ら下した少年が、謎の生命体“使徒”とさらに激しい戦いを繰り広げる様子に肉迫する。本作でもテレビシリーズを手掛けた庵野秀明が原作と脚本、総監督を担当。今回、初登場となる新キャラクターや、新型エヴァンゲリオンの勇姿に大興奮!(Yahoo!映画より)

感想
 「式波とはなんじゃい!」(注:本作でのアスカの名字)・・・「あ~あ~、綾波も可愛くなっちゃってまぁ」・・・「で、あんた誰やねん?」・・・なんだか、性格とか考え方とか色々と違うみたいなんですけど・・・まあ、あれだろうね、やっぱり、新しいファン向けなんだろうね。

 画は確かにキレイにはなってる。でも、「3DCGが(画に)融けこんでないよ?」・・・十数年の時を隔て、混成された時空と精神。追加されたキャラクター。改変された物語。音楽のセンス。ここにはもはや(あの頃、感じられた)90年代の終末観の息詰まるような焦燥感はなくなっている。それでもベースは同じ。なんだか妙にチグハグだ。

 その時代だからこそ作れるものがある。未熟だからこそ作れるものがある。あまりにも不完全な未完のもの。結局、背負いきれなかった数多のもの。でも、それこそが<エヴァ>だった。やっぱり、やり直しはきかないんだって、そう思う。今作を別に否定しようとは思わないけど、それでも、これは<エヴァ>じゃないなって感じがする。

 アニメとしての完成度は高まったのかも知れない。今作から見た人は、こっちこそがホンモノだって思うかも知れない。もともと、別物として見るのが正しいのかも知れない。色々な意見があるだろうけど、ボクは、これは「悪趣味」な作品だと思う。

☆☆☆(3.0)