ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

2007日本、98分

監督:摩砂雪 、鶴巻和哉

主演:緒方恵美

概要
 1995年からテレビで放映され、社会現象にまでなった「新世紀エヴァンゲリオン」から12年。新たなファンのために作られる、劇場版全4部作の第1部。アニメ版第6話「決戦・第3新東京市」の“ヤシマ作戦”をスケールアップさせた意欲作。庵野秀明が総監督を務め、『日本沈没』の樋口真嗣監督が作画コンテ、主題歌を宇多田ヒカルが担当。最先端のデジタル技術が繰り出す映像は圧巻。(Yahoo!映画)

感想
 画質向上・・・オリジナル版「ヤシマ作戦」において、シンジとレイが山頂で語るシーンは、ボクにとって最も印象深いシーンだった。そこには「風」があった。アニメにおいて、「画質の向上」は変容を意味する。アニメがリニューアルされる場合、参照とされる「原風景」はなんだろうか・・・それは、やはり元のアニメ自体だと思うのだ。したがって、ボクは、ラフなオリジナル版の画をより愛す。なぜならば、それはより真なるもの(=美)に近い。

 デザイン変更・・・使徒ラミエルの描写は頂けない。たったそれだけのことだけど、それが全てだったりもする。

 パラレルワールド・・・優れた元作品は、それぞれが引き出した世界観を既に個々に与えている。ゆえに、大抵の場合、オフィシャルなパラレルワールドの存在は、元の作品と無数に存在する個々の世界を薄めるくらいの効果しかない。さて、エヴァ/ヱヴァはどうなるだろう。

 初めて見た時、ボクはチルドレンと同世代だった。オリジナル版は既にボクの一部と化している。こういう作品は評価が難しい。元作品の評価を基準にするのか、それとも単体として見るのか。とは言え、事実上、それらを切り離して考えるのは無理だろう。今回、ぼくはオリジナル版を見返した直後に見ている。それだけに、なおさら「原風景」を引き摺ってしまう。

☆☆☆★(3.5)