-夢日記-
夢を見た。
ぼくらを乗せた白い船は、
1万年後の世界に辿り着いた。
//ようこそ、苦しみのない世界へ//
//苦しみは全て、あのキューブが吸い取ってくれるのです//
見れば、一辺が数十センチの黒い立方体が置いてある。
歓迎の宴が始まる。
透明な音楽。精霊たちの調べ。
「・・・うっ・・・」
時折、頭の中に苦しみの映像がよぎる。
ある疑問がボクの脳裏に浮かぶ。
「あのキューブの中は、どうなっているんですか?」
//あの中は、ひとつの世界になっているのです//
・・・あの映像は・・・もしかして・・・
「・・・クッ・・・」
まただ・・・
タスケ・・・ナキャ・・・
いつのまにか、ボクはキューブ世界に同化している。
そこでは、人々が出立の準備をしていた。
=キューブの中に、さらにキューブを作り、そこに逃げるのです。=
長老らしき人物が答える。
「そこが見つかってしまったら?」
=その世界の中に、さらにキューブを作ります。=
キューブの中に、キューブ、さらにキューブ・・・キューブ・・・
どこまでも、どこまでも・・・続いていく・・・
あぁ、いつになったら、ボクは、あの子に逢えるんだろう・・・
あの子に逢いたい・・・