24卒論( ..)φメモメモ | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)


「フォトペインティングの主張ははっきりしているし、ときには読み取りやすい物語になっていたから、なにかほかのことがしたくなったわけだ。」-ゲルハルト・リヒター


『分かりやすいこと』


前回の記事で、ストリートビューの画像を切り取って発表するアーティスト、

Jon Rafmanを紹介しましたが、彼の他にも同じ手法を用いる人が居ます。


Michael Wolf。彼は有名な写真家であり、

東京の地下鉄で圧縮される人々を撮った写真で知られています。


卒論で取り上げるのならば、Wolfの方が扱いやすい気もしますが、

ぼくは、Jon Rafmanのアプローチの方が遥かに興味深く感じます。


Wolfは、Rafmanのそれよりも狭い範囲をトリミングしています。

非常に焦点がはっきりしていて、何を切り取ったのかが一目瞭然です。


彼の作品は街中に展示されます。

それは、見ることと見られることについての問題提起になっています。

ストリートビューにおいては「見られる人」だった通行者が、

その状況では、強制的に「見る人」に転移させられるわけです。


見ることと見られることの相対化。

時として、それは「読み取りやすい物語」に感じてしまうのです。