
バーネット・ニューマン
≪アンナの光≫(川村記念美術館)
まず何よりも、その巨大さに圧倒される。
近づいてみると、まるで自分が「赤」に呑み込まれたかのように感じる。
普段なら意識しない視界の限界領域で自らを主張する「赤」
視界の端で空間が歪んだかのような感覚を覚えた。
しかし、この絵の真価は(むしろ)離れた時に分かる。
非現実なスケールの赤とそれを取り囲む白は、
その外に広がる無限の空間を連想させる。
「僕は広大な野原に立って、この絵を見ている。」
閉ざされた展示空間の中で、そんな光景が頭に浮かぶ。

ポスターより