精霊仕掛けのモルモット | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
この世界は
 
何で出来ているんだろう
 
 
罪を貫くロンギヌス
 
光を失うオイディプス
 
 
なにも為すことはなく
 
夕闇の畔へと消えていく
 
 
僕は
 
ただ窓の外を見ている
 
  
千年生きようと
 
かなわないこともある
 
 
なべて渡ろう
 
移りゆく星
 
十万海里の海
 

あれはいつかの思い出
 
遠く消え去った幻
 
 

 
『精霊仕掛けのモルモット』
 

初めは光だけがあった。

 
どこからか声が聞こえた。

「キミの名はレン」
 
レン・・・?
 
 「鍛錬のレンか、恋愛のレンか、憐憫のレンか・・・いずれにせよレンだ」
 
眩しい光が収束し、闇に包まれる。
 
 
やがて、海が現れた。乳白色の海。
 
畝る海面からは幾状もの光が伸びていて、
 
そのそれぞれが天上の星々に結びつけられていた。
 
 「あの海が見えるかい・・・レン?」
 
ああ・・・見える。
 
 「キミはあれらの星から一つを選ぶんだ。」
 
 「良い旅を・・・レン」
 


こうして僕は生まれた。
※こうして私は生まれた。
名前はレン。
※名前はレン。
そこは白い部屋だった。
※そこは白い部屋だった。
僕はガラスの箱に入れられていた。
※私はガラスの箱に入れられていた。
そこは狭いような広いような場所だった。
※そこは狭いような広いような場所だった。
そこで何をしたか、それは余り覚えていない。
※そこで何をしたか、それは余り覚えていない。
モルモットの一生なんて、そんなに長いもんじゃない。
※モルモットの一生なんて、そんなに長いものではない。
何をすることもなく、僕の命は費えた。
※何をすることもなく、私の命は費えた。
ともかく、僕は、キミ達の「手」によって生み出された初めての生命だった。
※ともかく、私は、あなた達の「手」によって生み出された初めての生命だった。
ちょっとしたもんだろう?
※ちょっとしたものでしょう?