Caspar David Friedrich
(1774-1840)
(1774-1840)
≪Marshy Shore≫
c.1832
c.1832

Neue Pinakothek, Munich
今回から登場するノイエ・ピナコテーク(新絵画館)は
1853年、バイエルン国王ルートヴィヒ1世によって
当時の現代絵画を収蔵するために設立された美術館です。
しかし、当時は既にクールベやマネが登場していた時代。
王家がパトロンとなって絵画を描かせるような方式は時代遅れになっていました。
また、多くの王家は未だに古典的な趣味で、時代/芸術の変化に取り残されていきました。
この美術館も、それを象徴するように、
隣のアルテ・ピナコテーク(古絵画館=バイエルン王家の昔からの所蔵品を展示)
に比べると、(現代から見れば)かなり地味なコレクションの美術館になっています。
特に(当初は主流派ではなかった)印象派(1874年~)の絵画などは、
正直、日本の国立西洋美術館の方が良い絵を所蔵しているのではないかと思います。
(西洋美術館コレクションの元を築いた松方氏はモネなどと直接親交を結んでいました)
ただ、そんな中でも地元ドイツの画家、フリードリヒの絵はやはり別格なように思えました。
ともすれば平面的で心に残らない印象のある古典的絵画が多い中で、
(ロマン主義の画家の中でも)彼の絵画は心に深く突き刺さりました。
↓拡大写真・・・あまり意味ないかな(笑)
