
機能という面で建築を見ることに慣れている僕ら。
建築を「それ自体」として見れなくなっているのだろうか。
野又穫氏の描く建築は(そんな)先入観を回避する。
一見すると船?
でも良く見ると船じゃない。
これは灯台?
でも良く見ると灯台じゃない。
やがて、絵を細かく観察するようになる。
描かれた建築のスケールが巨大なことに気付く。
スケール感すら僕に先入観の修正を迫る。

どこか違う星の風景を見ているような感覚。
それでいて、どこかノスタルジックな感覚。
『もうひとつの場所-野又穫のランドスケープ』は群馬県立近代美術館で8/29まで