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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
「在日米軍基地が他国への米軍の戦略拠点となっていることに関して」
 
(余計かも知れませんが)一応、僕なりの見解を書いておきます。
 
とはいえ、あまり『story』の記事と立場は変わってません←成長しない人(笑)
 

 
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 我が国の米軍基地が他国への米軍の戦略拠点となっているのは(良いことか悪いことかは別にして)やはり、米軍の戦略が(日米二国間だけではなく)世界的規模で運用されているためだと思います。実際、米国がかつてのようにモンロー主義(孤立主義)に立ち戻った場合、世界的に相当な混乱を引き起こすでしょう。米軍が睨みを利かせていることで、パワーバランスが保たれているという側面は無視出来ません。だから、アメリカの世界戦略は(アメリカだけでなく)世界的に見ても利益になるという側面があります。  第二次大戦を思い起こしても、あそこ(真珠湾以降)で米軍が出て来なかったら、(東アジアも欧州も)もっとずっと長い間戦い続けていた筈です。日本人は在日米軍基地が中国や北朝鮮に対する防衛(ならびに他国への戦略拠点)としてのみ存在するように思っていますが、あれは(半分くらいは)日本の潜在的軍事力(歴史を思い起こして頂ければ、それは世界の不安定要素です)を抑え込むためにあると言っても良いでしょう。
 
 現在、ドイツでは米軍基地がどんどん返還されていますが、その理由はソヴィエトの脅威が(ほぼ)無くなったこともありますが、相互間で抑止力を働かせるEUというシステムを構築できたことが大きいと思います。それに対して日本は(自己に対するものを含めて)抑止力を働かせるシステムが日米安保以外に見あたらない。鳩山さんが東アジア共同体のようなことを言っていましたが、一歩間違えると(米国や周辺諸国に)かつての大東亜共栄圏のようなものとして受け取られかねない。僕が恐れているのは、「自立」「自衛」「共同体」のような耳触りの良い言葉が米国外しに使われることです。日本にとってそれは絶対に得策ではない。米国と対抗する勢力に伸長したかに見えるEUにしても、英国は米国と一蓮托生ですし、米国と縁を切った訳ではありませんよね。
 
 しかし、そういう(世界警察的な)側面だけが米軍の全てではないことも事実です。米軍(というより軍隊一般)には別の側面もあります。アメリカの「政治判断」が常に正しい訳では(当然)ありませんし、ベトナムやイラクで(シビリアンコントロールを謳っていながら)米軍の持つ凶暴な側面が暴露されてきました。懸念されるのも、もっともだと思います。だから、その辺は僕は是々非々で見ていかなければならないと思っています。(個別の案件を精査していく)  
 
 大局的な見地に立った場合、民主党の大塚耕平さんが「この合意(普天間基地移設)はG2(現在の世界の覇権国:アメリカ/中国)でアメリカ側につくという意思表明であり、これに同意頂けない党(社民党)には出ていって頂く」という趣旨の発言をしていましたが、とても明快な論理だと思います。(民主党にもまれに優れた議員さんがいます-笑) つまりですね・・・いずれにせよ覇権国というものが現実に存在する(かつては米ソ、現在は米中)以上、他の国はどちらかについていかないとやっていけないわけです・・・特に日本は両国と国境を(海上ですが)接している訳ですし。そう考えていくと、僕(らの多く)は米国的な価値観の元で育ちましたし、現実に米国側として行動してきた訳ですから、(今から中国側に付くと言ったって、米軍が承知する訳ありませんし)やはり米国の側に付くのが自然でしょう。(もちろん、異なる価値観に対する敬意を失ってはいけないというのが前提になります)そういう諸々の観点を含めての米軍基地問題だから難しいんだと思います。(与党になれば特に) 
 
  僕らは米国的な価値観のもとで生きてきましたし、そうやって曲がりなりにも(60年以上も)平和に暮らしてきました。鳩山さんも最終的には「抑止力というものを学んだ」と言って、日米合意を結んだ訳ですよね。だからと言って、米国の価値観/行動すべてを無条件に肯定する必要はありません。(特に沖縄の方は)忍耐を強いられるでしょうが、何かあった時には声を上げることが出来るのです。とにかく、(いきなり全てを否定するのではなく)ひとつひとつのことを丁寧に取り扱っていく必要があると思います。今回のこと(普天間基地移設に関する一連のこと)も、決して悪い方向ばかりには進まないと僕は思っています。相手も(僕らと同じ)人間なのですから。