日本サッカー協会の犬飼会長が退任することが、どうやら決定的になったようです。
報道によれば、次期役員候補推薦委員会(委員長・川淵三郎名誉会長)で
25人の理事からの投票内容が明かされましたが、
犬飼会長への信任票数は少なかったそうです。
W杯で好成績を残した犬飼会長が信任されないとは全く不可解な話ですが、
やはり、「Jリーグ秋春制移行」を断行しようとする会長の姿勢が
致命傷となったのではないかと思います。
僕は「Jリーグ秋春制移行」を支持(つまり犬飼会長支持)する立場です。
今回のW杯で最も魅力的なサッカーを見せたのはドイツ代表でした。
これは、多くの人の意見が一致するところだと思います。
彼らのように「考えて走るサッカー」が好成績を残せたのは、
南アフリカが冬だったということに大きく関係していると思います。
つまり、サッカーというコンテンツの魅力と季節は大きく関係していると言えます。
夏場の日本では、あんなサッカーは出来ません。(実力云々は別にして)
最近は猛暑が続いてますが、
この中で走り回るなんて考えただけでもゾッとしますよね。
それは、選手も同じです。
(暑さによって運動量/思考力が落ちた結果)
魅力的なサッカーをするチームが好成績を残せない状況が続けば、
必然的にリーグが不活性化します。
それが、現在のJリーグの状況だと僕は思っています。
(別に不人気だと言っている訳ではありません)
また、欧州のリーグとカレンダーを合わせることで
(移籍だけではなく)交流が活性化します。
今回のW杯、日本代表(の特に前線)は欧州組が中心でした。(本田/松井/長谷部)
(ただし、本田が所属するロシアリーグはJと同じ春秋制です)
やはり、欧州で得た経験/自信というのは非常に大きかったように思います。
一方、秋春制に移行することでのデメリットはいくつか考えられます。
(1.真冬に試合をすることで、北国のチームは練習環境を整えられず不利になる。
2.練習場やスタジアムの設備投資に莫大なコストが掛かる。
3.観客にとっても真冬にサッカーを見に行くのはつらいので、
観客動員の減少を招き、ひいてはスポンサー収入にも響く。
4.結果的にハンデが広がり、北国のチームが優勝する可能性は無くなる。)
これらのデメリットを踏まえてもなお「秋春制移行を断行する」
と明言していた犬飼会長が、北国のチーム(スポンサー含め)の
ロビイ活動に足元をすくわれたというのが、今回の退任劇の真相でしょう。
また、前会長(現名誉会長)の川淵三郎氏が
次期役員推薦候補委員会の委員長として名を連ねているのも意味深長です。
言うまでもなく、川淵氏はJリーグ創設の功労者ですが、
僕は軍縮条約反対派(艦隊派)に担ぎ出された
日露戦争の殊勲者 東郷平八郎元帥のことを思い起こします。
・・・っと、これは余計な話でしたね。
結果として、
(真夏にプレーをしなければならない)選手たちにシワよせが来てしまいます。
正直、僕はキケンじゃないかと思っています。
僕は労組は嫌いですが、
スポーツ界や芸能界には、もう少しそういう力が必要なんじゃないかと思います。
(Jリーグには選手協会が一応ありますが)
おっと・・・これまた余計な話。
報道を見る限りでは、犬飼会長退任は、どうやら決まってしまった様子。
う~ん・・・「僕らはいつもカヤの外ですか?」と言いたい気分もありますね。
前回(2006ドイツW杯)は惨敗したにも関わらず
川淵会長(当時)は何のためらいもなく続投という決定だったのに、
今回は好成績だった(し列島を熱狂させた)にも関わらず会長交代ですか・・・
まったく理屈に合わないと思いませんか・・・理事さんたち。