W杯4日目(雑感)
グループE オランダ 2-0 デンマーク
非常に渋い試合でした。
オランダはポゼッションこそするものの、
前線の動き出しが少ない印象を受けました。
やはり初戦ということもあって、極力リスクを避けたということでしょう。
デンマークからすると、失点の場面は力が抜けるような感じでしたね。
クリアボールが味方の背中に当たって入ってしまいました。
僕的MOM:ファン・デル・ヴィール(オランダ2)
サイドバックの選手ながら、凄まじい突破を何度か見せました。
オランダの右サイドに恐るべき選手が誕生したようです。
グループE 日本 1ー0 カメルーン
カメルーンは内紛によってレギュラークラス数人を欠いてました。
また、スカウティングにも不備があったように思います。
数人の選手を除けば日本選手は彼らにとって全く無名の存在です。
しかし、その無名な選手たちもそれぞれ特徴を持っているのです。
彼らは、背は高いが足の遅い中澤と闘莉王に対して長身のウェボを、
足は速いが背の低い長友に対して俊足のエトーをぶつけてきました。
それぞれの選手が得意とするタイプの選手をわざわざ選んでくれたのです。
逆であったら怖かったところですが、日本にとっては非常にラッキーでした。
「より多くミスを犯した方のチームが敗れる」という法則から考えれば、
カメルーンは試合が始まる前から既に敗れていたと言えるでしょう。
日本代表は、先月の親善試合(韓国戦)で惨敗したことによって、
韓国戦の次に行われた親善試合(イングランド戦)から方針を変えました。
すなわち、中盤アンカーの位置に守備専従の選手を置き、スペースを埋める。
(それまでは高かった)ディフェンスラインを低く保つように変え、
(それまでは繋ぎ優先だった)危険な場面では迷わずクリアにいく。
そのような非常に現実的なサッカーを選択することにしたのです。
その試合で(ある程度)良い戦いを見せることが出来たため、
今回のカメルーン戦では、イングランド戦の布陣を基準に
チームを編成していました。しかし、幾つかの重要な変更がありました。
イングランド戦を観戦したイビツァ・オシム氏が
「日本に強さと高さを備えたフォワードがいないのは残念だ」と述べていましたが、
前線でボールが収まらないために、チーム全体が押し下がってしまい、
波状攻撃を受けてしまったのが、イングランド戦の反省点でした。
オシム氏の発言を聞いたのかどうかは分かりませんが、
岡田監督はその点を改善するために奇策を打ってきました。
すなわち、手持ちの駒の中でボールをキープできる確率が一番高い選手、
(本来なら中盤でプレーする)本田を1トップで起用したのです。
また、イングランド戦で本田が入っていたポジションには、
これまたキープ力に優れた松井を起用してきました。
結果的に、これらの選択は非常に正しかったと言えます。
本田は期待に答え、ある時は前線でキープし、
ある時はファールをもらい、味方の中盤が押し上がる時間を稼ぎました。
松井は、本田が潰れてくれることで、前を向いてプレーすることが可能となり、
持ち前の突破力をいかんなく発揮していました。
思い起こせば、あの先制点は、その二人が生んだものでした。
とにかく、昨日/今日は楽しい日でした♪←最終的にただの感想(笑)
僕的MOM:長友佑都(日本5)
守備に関しては、ほぼパーフェクトに近い出来でしたね。
決定的な場面で何度もチームを救う好プレーを見せていました。
また相手のエース、エトーを押さえきったのは特筆すべきでしょう。
グループF イタリア 1-1 パラグアイ
結果的には相手GKのミスに助けられて
引き分けに持ち込んだイタリアでしたが、
お世辞にも褒められた試合内容ではありませんでした。
スキルフルな選手を揃える傾向が強い現代サッカーにおいて、
フィジカル重視のイタリアは世界から取り残されているように思えます。
若手の選手も育ってきていませんし。
イタリアに冬の時代が訪れるような、そんな予感すらします。
僕的MOM:モントリーヴォ(イタリア22)
凡庸な技術のイタリア攻撃陣の中で、
唯ひとり光を放っていたのがモントリーヴォでした。
どんな態勢からでも出せる中距離パスは美しかったです。
本日の予想
20:30~グループF ニュージーランド vs スロヴァキア
昨年のコンフェデレーションズカップの戦いぶりなどから考えれば、
ニュージーランドはイメージほど弱いチームではありません。
とは言え、セリエのスター選手を抱えるスロヴァキアの優位は動かないでしょう。
注目選手:ハムシク(スロヴァキア17)
激しいプレーも厭わない上に機動力にも優れた司令塔。
23:00~グループG ポルトガル vs コートジボワール
本日、もっとも注目のカードでしょう。
ポルトガルにはC・ロナウド。コートジボワールにはドログバ。
現代を代表する選手をエースに擁するチーム同士の戦いです。
もっとも、両チームともそれだけのチームではありません。
ポルトガルはナニが直前になって大会の欠場が決まってしまったのですが、
それでも、守備陣を中心に戦力値は非常に高いです。
また、コートジボワールはドログバの欠場が心配されましたが、
なんとか大丈夫なようですし、それ以外の選手を見てみても
アフリカ随一の選手層を誇るチームと言って良いでしょう。
僕はポルトガルが好きですし、ポルトガル優位と言いたいのですが、
この大会では、コートジボワールの方が強いかも知れないと考えています。
注目選手:C・ロナウド(ポルトガル7)
いわずと知れた現代最高のアタッカー。
スピード、跳躍力、強さ。凄まじい高速ドリブル、両足から放たれる弾丸シュート。
ゴール前での嗅覚、高い打点から繰り出されるヘッドなどなど、
アタッカーとして考えうる全ての能力を高次元に兼ね備えた選手。
27:30~グループG ブラジル vs 北朝鮮
とかく、いわくのある北朝鮮という国ですが、
僕は、サッカーと政治は関係ないと思っています。
同じアジアの仲間として、彼らを(心から)応援したいと思います。
Jリーガーでもあり日本出身(在日)でもあるチョン・テセやアン・ヨンハなど、
僕らにとっても馴染み深い選手が、ブラジル相手にどれだけ通用するのか。
非常に興味深い試合です。
試合としては、まあブラジルの圧倒的優位は動かないでしょう。
注目選手:チョン・テセ(北朝鮮9)
Jリーグでもトップクラスのフォワード。
俊敏性やパンチ力、思い切りの良さを持っています。