南極料理人(4.5) | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
『南極料理人』
 
2009年日本、125分
 
沖田修一 監督
 
堺雅人 主演
 
ストーリー
南極観測隊に料理人として参加した、西村淳原作のエッセー「面白南極料理人」を映画化した癒し系人間ドラマ。南極の基地内で単身赴任生活を送る8人の男性たちの喜怒哀楽を、数々のおいしそうな料理とともに見せる。料理人を演じるのは、ここのところ『ジェネラル・ルージュの凱旋』など話題作への出演が相次ぐ堺雅人。共演の生瀬勝久や高良健吾ら新旧の実力派俳優たちとともに、絶妙のアンサンブルで展開するユーモラスな物語に魅了される。-Yahoo!映画-
 
感想
 僕は堺雅人という役者が好きだ。情けない表情。ちと危なげな目。独特のハイトーン・ボイス。妙に惹かれるものがある。どんな平凡な役にも彩り豊かな生命を吹き込んでしまう。そんな力を持った稀有な役者だ。お金を払って見る価値がある数少ない役者の1人だと、僕は思う。もっとも、『ゴールデン・スランバー』のように期待を裏切られることもあるのだけれど。
 
 監督の沖田修一氏はシティ・ボーイズさんのファンらしい。僕が見に行った舞台『シティボーイズのFilm noir』のための撮り下ろし短編映画(のうち一本)は沖田氏が監督をしていた。きたろうさんを『南極料理人』のメインキャストに起用しているのも、沖田氏がシティ・ボーイズさんのファンだからなんだろう。それだけに、この映画の中でのきたろうさんの使い方は非常に上手いと思う。
 
 映画自体は↑のストーリー紹介から連想するイメージそのままだと思う。実話を基にリアルな南極の生活を描いたというよりは、どこか非現実的で閉鎖的な日常を淡々とユーモラスに描いたという感じだ。ところどころ、シティ・ボーイズさんのコントに通じる雰囲気もある。佳作。
 
☆☆☆☆★(4.5)