政治家の自覚 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
 09年度第2次補正予算案が28日に成立しました(新年度予算案審議は2月5日から)。僕は思想的には保守寄りなのですが、財政に関しては緊縮財政論者なので、(財政に関しては)自民党の(主流な)考え方とは違いますし、民主党の中にも共鳴できる方は居ます。しかし、言っていることとやっていることが違うのでは話になりません。ただし、現在の状況下においては、まともな財政政策を打てないであろうことは考慮に入れなければならないとも思っています。
 本当にお話したいのはその話ではありません。予算委員会が荒れているという報道を目にされた方もいらっしゃると思います。実際、TV中継で耳についたのは、自民党の議員が質問に立った時の与党議員による「反省しろ」「自民党に言われる筋合いはない」そういう野次です。また、答弁に立った閣僚が似たような発言をすると拍手喝采でした。一体全体、「反省しろ」とは何に対して言っているのでしょうか?
 赤字を膨らませたことを言っているのであれば、(敢えて言います)得票のために過去最大規模の予算にしてしまった民主党にそれを言う資格があるとは思えません。
 また、彼らは質問者の質問に対して「コンクリートから人へ」という理念を語ることが良くあります。しかし、このような理念は相対的なものですから、(コンクリートと人)どちらに予算を投じるのが正しいという(絶対的な)答えはありません。あるのは、どちらがより今の状況にふさわしいかということのみです。この文脈においても、反省などという言葉は生じてきません。(たとえば、共産党に「政権が取れないのはあなた方の経済政策が間違っているからだ。反省して経済政策を変えろ」とは言えないのと同じこと)
 結局のところ、自民党が選挙に負けたということ以外に彼らの論拠は見いだせません。しかし、考えてみて下さい。国会で質問をしている議員たちは、すべて当選した議員たちなのです。与党民主党の議員には選挙で選ばれた議員に対する(ひいては有権者に対する)敬意が必要ですし、政府に所属している議員にはしっかりと質問に答える義務があります。
 そもそも、民主制議会において選挙の結果による政権交代は制度の枠内の話ですから、革命などというものではないのです。当たり前の話ですが。彼らは「イラク戦争は自民党が始めたんだから、我々の政府には責任がないんだ」とでも言うつもりでしょうか?(言いそうだな・・・)
 ここで問題になっているのは、彼らは(自民党政権から連なる)日本国の政治家なのか、それとも民主党の政治家なのかということです。「日本国の政治家であると同時に民主党の政治家である」もちろんです。しかし、彼らの優先順位に疑問を感じることも確かです。「検察と戦ってください」という発言や、国会における「反省しろ」という野次、国家間で成された合意をいとも簡単に廃棄する姿勢。
 日本国を代表する与党の政治家としての自覚が、いま、民主党の議員に問われています。