ベルギー近代絵画のあゆみ at 東郷青児美術館 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
Louis Artan de Saint-Martin
《レスコー川 L'Escaut》1873
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11月、新宿、1年ぶりの東郷青児美術館。

絵に描かれたベルギーの空は何でこんなに暗いんだろう。

 
ベルギー王立美術館コレクション
『ベルギー近代絵画のあゆみ』
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摩天楼の林に浮かぶ美術館。

何故だか外を眺める気にはなれなかった。


Constantin Meunier
《ボリナール地方の工業地帯 Vue industrelle du Borinage》
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巨匠たちの平凡な作品。

灰にまみれた重苦しい風景。


Henri Evenepoel
《ルイ=シャルル・クレスパンの肖像 Portrait de Louis Charles Crespin》
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 どこか幻想的な
 
 子ども達の肖像。
 
 幻想の肖像。
 
   


Theophile van Rysselberghe
《シャルル・モース夫人の肖像 Portrait de Madame Charles Maus》1895
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   レイセルベルヘの
 
   素晴らしい肖像画。
 
   瞳の奥に宿る光。
 
   人間の内面から 
 
   生み出される光。
 
   神聖な光。
 



Theophile van Rysselberghe
《散歩 La promenade》1901
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潮風によって運ばれる文学の薫り。
 
幻想によって浄化されるベルギーの空。


Emile Claus
《ロンドン、テムズ川の実習船 La Tamise, Londres》1916
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 エミール・クラウス。
 
 一際印象的だった
 
 リュミニスムの淡い光。
 
 


Albert Baertsoen
《ゲントの夜 Gand, le soir》1903
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   幻想と灰色が
 
   融け合う夜。
 
   ベルギーの光。
 
 



Jenny Montigny
《冬の下校 Sortie de l'ecole en hiver》
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ジェニー・モンティニー、《冬の下校》

ある瞬間は、何の変哲もない絵に、

そしてまた、ある瞬間は、信じられないほど美しい絵に思えた。

何故だか分からないが、この絵の前から離れることが出来なかった。

なにか物思いに耽るように、自分の影に見入る少年。

穏やかな雪、柔らかい影。優しい光、暖かい冬の景色。


今でも声が聞こえるようだ。

今年も優しい冬がやってくる。



P.S.
新宿の東郷青児美術館で開催している

『ベルギー近代絵画のあゆみ』に行って来ました。

ベルギー王立美術館コレクションの展覧会で、

コローやシスレー、ルノワールにゴーギャンといった

世界的に著名な巨匠の作品も展示されていますが、

クールベの数点を除けば、あまり良い作品はありません。

むしろ、レイセルベルヘやクラウスと云った

地元ベルギーの画家たちの作品に優品が多く見られました。

『ベルギー近代絵画のあゆみ』は11/29まで開催しています。