浅い夢 | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
僕らはとある国から派遣された軍事顧問として、

どこかアラビア風の海賊一味に仲間入りをする。


海賊と言ったって私掠艦隊みたいな感じ。

会議には小国の王や総督などが席を連ねている。


身分調査のようなものが行われて、

僕らは真の目的を悟られないかと緊張する。


僕らと言っても仲間の顔はハッキリしない。

なんだかアニメの登場人物みたいな感じ。


出港間際、奴隷たちの中に同国人を発見する。

買い受けた商人にそっと交渉し、彼らを解放する。

出港する船から、トボトボと歩く彼らの姿が見える。


場面が変わる。

霞の向こうに無数のマスト。

海を埋め尽くすような大艦隊。

圧倒的な大きさの戦列艦。


小船のような僕らは、

たった4隻で そこに突っ込んでいく。


轟音と共に火を吹く戦列艦の砲。

雨あられと降り注ぐ巨大な砲弾。

見上げるような水柱の間を縫うように進む。

「あの弾に当たったら木っ端微塵だな」

そう考えながらも不思議と怖くはない。

空を飛ぶような疾走感。

まるで海底2万里のノーチラス号みたい。

あんな弾、当たりっこないや。


猛スピードで縦列陣を突破しながら、

一隻に機雷(のようなもの)を投げつける。

一瞬の閃光、そして爆音、粉塵。

妙なリアリティと非現実感。

戦列から脱落する艦。

縦列陣を突き抜けた僕らは、

Uターンして再び突っ込む。

大混乱に陥る艦隊。

何度か同じことを繰り返すと、

戦列は散り散りになっている。


僕らはある巨大な船に狙いを定めた。

その船に接舷。斬り込んでいく。

そこには何故か囚われのプリンセス。

そう、彼女を救出することが、

僕らの真の目的だったのだ。

なんというチープな展開。


なんとも云えぬ生ぬるい戦いが続き、

気が付けば周りに船の姿が無い。

船上を見渡しても、敵も味方もいない。

あまつさえプリンセスも消えてしまった。

そこで僕は気付く。

あの子が居ない。

いつも僕の傍に居た あの子が居ないんだ。

もう、戦いもプリンセスもどうでも良かった。

あの子を探さなきゃ。

僕が守ってあげなきゃ。

抱きしめてあげなきゃ。


そして夢から目が覚める。