
1人廊下で膝を抱えて、
見えない空を仰いでいた。
光の差し込まない部屋で、
震える大気に怯えていた。
クラスメイトが出来るなんて、
望んでもいなかった。
だから、嬉しかったんだ。
嬉しかったんだ。
これ以上は進めないんだ。
ぼくはモグラ。
そよぐ光の中で散っていった、
勇気のカケラ。
胸が押し潰されそうなほどに、
眩しかった君の後ろ姿。
ぼくはモグラ。
これ以上は進めないんだ。
光の中じゃ全てが眩しくて、
何も見えやしないんだ。