画家特集 第32回 ルドン | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
-ルドン-

Odilon Redon
《Portrait de Violette Heymann》 1910
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Pastel on canvas, 72 × 92 cm
Cleveland Museum of Art

 画家特集第32回はルドン(Odilon Redon 1840-1916)、フランス象徴主義の画家です。同時代に生きた印象派の画家たちが外光を重視し、目が捉えたままの印象を描き出そうとしたのに対して、彼は「最も非現実的な創作物に、生のイリュージョンを与えた」と述べたように、自然のなかに神秘を見出し、幻想的な絵を描きました。

 上に掲載した《ヴィオレット・エイマンの肖像》、美しい絵です。花に囲まれる女性、しかし彼女が発する光輝のような灰色は、花を寄せ付けません。その一方で、花と女性は同じ世界に生きているようにも感じられ、せめぎあいと共生が並立する不思議な絵です。エメラルドグリーンで描かれた衣装が、とても印象的です。


《Roger and Angelica》 c.1910
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Pastel on canvas, 93 × 73 cm
The Museum of Modern Art, New York

 邦題《ルッジェーロとアンジェリカ》、ルッジェーロはイタリアの叙事詩『狂えるオルランド』に登場する英雄です。アンジェリカはキタイ王の娘で、海の怪物の餌食にされそうになるところをルッジェーロに助けられます。この場面はルーヴルに所蔵されているアングルの絵が有名ですが、ルドンは極めて神秘的に描いています。


《Vase of Flowers》 c.1912-14
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Pastel and pencil on colored paper, 73.0 x 53.7 cm
The Museum of Modern Art, New York

 ただ花を描いたようですが、色彩豊かに描かれた花は、何故か動き出しそうな感覚があります。彼は静的なものに動的な生命を与えたのでしょうか。美しい。それ以上に妖艶な花です。彼こそは現実のなかに幻想を見出した人でした。