画家特集 第31回 ルーベンス | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
-ルーベンス-

Pieter Paul Rubens
《Portrait of Susanne Fourment》 c1622
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Oil on Board, 79 x 54 cm
The National Gallery, London

 画家特集第31回はルーベンス(Pieter Paul Rubens 1577-1640)、バロック期フランドルの画家です。外交官として活動する一方、華麗な大作を数多く残し、「王たちの画家にして画家たちの王」と呼ばれました。

 上に掲載した《シュザンヌ・フールマンの肖像》は、美術史教科書の表紙にも使われている著名な作品です。モデルのシュザンヌ・フールマンはルーベンス夫人の姉です。青い背景、赤い袖、黒い衣装、白い肌。はっきりとした色使いのなかで、瞳だけは形容しがたい光を秘めています。背景の雲を、そのまま纏ったようなショールが、神秘的な雰囲気を演出しています。400年前に描かれたとは思えないような、とてもスタイリッシュな作品です。


《The Triumph of HenryⅣ》 1628-1630
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Oil on Canvas, 378 x 690 cm
Galleria degli Uffizi, Firenze

 邦題《アンリ4世の凱旋》・・・アンリ4世はフランス・ブルボン朝の初代国王で、信仰の自由を認めた“ナントの勅令”を発して、宗教戦争を終結させた名君です。この作品は『アンリ4世連作』の中央に位置する作品として完成するはずでしたが、注文者だったアンリ4世王妃マリー・ド・メディシスが実子ルイ13世との政争に敗れて追放された為、未完成に終わりました。


《Portrait of Albert and Nicolaas Rubens》 c1626-1627
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Oil on Board, 158 x 92 cm

 邦題《アルベルトとニコラス・ルーベンスの肖像》・・・名前からも分かるように、ルーベンスの2人の息子を描いた絵です。ひとつの光源に照らし出された明と暗の対比は、人間の存在を浮き上がらせます。ここでも黒と青、そして黄色が象徴的に使われています。それにしても、ルーベンスは人物を描くのが本当に上手いと思います。