
長い冬を耐え切ったキミ・・・緑と白の世界のなかで・・・キミが居られる場所は、もはや地上の何処にもない。過ぎ去った時間を悔やんだろうか。取り残されたことを悔やんだろうか。うららかな春の日、僕は、少なくとも僕だけは、君を称えたい。
「どうにかして私も、最小の基本的な要素を、私の芸術の細胞を見つけだし、すべてを表現するための、素材の実体にはよらない具体的な表現手段を見つけださなければなりません。」-R.M.リルケ-
僕にとって、最小の単位とは何だろうか。fundamentalなものはなんだろうか。僕は・・・時を留めたい。過ぎ去って行く時を留めたい。だから・・・時を表象するために動きを取り入れるのではなく、極限まで瞬間を切り取らなければならない。そのためにはレンズを開放して、シャッタースピードは限界まで短くせねばならない。より明るいレンズを使わなければならない。より高い感度を使わなければならない。永遠への思慕こそが僕が表象したいものなのだから。