-ラ・トゥール-
Georges de la Tour
《Le Nouveau-ne》 c.1645-1651

Oil on Canvas, 76×91cm
Musee des Beaux-Arts, Rennes
《Le Nouveau-ne》 c.1645-1651

Oil on Canvas, 76×91cm
Musee des Beaux-Arts, Rennes
| 画家特集第29回はジョルジュ・ド・ラ・トゥール (Georges de la Tour 1593-1652) フランス、バロック期古典主義の画家です。活動していた当時は有名だったものの、20世紀に至るまで「忘れ去られていた画家」でした。今日では「夜の画家」と呼ばれ、カラヴァッジョを連想させるような暗闇を照らす灯りの描写で高く評価されています。 |
| 上に掲載した《聖誕》はキリストの生誕を描いた絵です。画面左に描かれた聖母マリアの母アンナが持つ蝋燭が光源となり、幼児キリストの顔を照らします。柔らかな光は内面すらも透き通すようです。暖色で描かれ、静粛のなかに温もりを感じる素晴らしい作品です。 |
《Songe de saint Joseph》

Oil on Canvas, 93×81cm
Musee des Beaux-Arts, Nantes
| 邦題《聖ヨセフの夢》 聖ヨセフは聖母マリアの夫で、婚約者マリアが妊娠していることを知り離縁しようとしましたが、彼の前に天使が現われて処女懐胎の事実を告げ、マリアと結婚しました。まどろむヨセフの前に現われた天使の姿は子どものように描かれています。中心に置かれた蝋燭のしっかりとした存在感。光のなか金に近い色で描かれた天使と、くすんだ色で描かれたヨセフは同じ場所に居ながらも、そこには天と地の境界が存在しているかのようです。 |
《Saint Jean-Baptiste dans le desert》

Musee Departemental Georges de la Tour, Vic-sur-Seille
| 邦題《荒野の洗礼者聖ヨハネ》 洗礼者ヨハネはキリストに洗礼を授けた預言者です。荒野で修道生活を送ったと云われています。打ちひしがれたように背を丸める洗礼者ヨハネ、しかし其処には偉大な尊厳が感じられます。ひたすらに静かで力強い作品です。 |