中川財務相の辞任に関連して | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

 
 中川昭一財務相が辞任した。メディアに総攻撃された挙句に国民にそっぽを向かれての辞任である。メディア社会においてはポピュリスト政治家が幅を効かせる。ジョージ・W・ブッシュJrが曲がりなりにも任期を勤めたのは、彼が個人としては善良で清廉潔白であると国民が信じた為であるし、遡ればクリントン元大統領のスキャンダルに飽き飽きした米国民が2000年の大統領選挙でブッシュをアル・ゴアに勝たせたのは、彼の印象がアル・ゴアより傲慢ではないと判断された為だ。結果はどうであったか!不倫スキャンダル以外には叩ける要素が少なかったクリントン政権の2期目において、こともあろうか共和党に議会を獲らせてレームダックを起こした挙句に無能なブッシュに政権を獲らせた米国民の見識の無さたるや、現今のメディア社会の最たるものであろう。

 かつてメディア社会を巧妙に利用して政権を獲得したのはナチスである。ジョージ・ブッシュと同列に論ずる積もりはないが、かのアドルフ・ヒトラーですら個人としては清廉潔白であった。結局のところ、敗勢が濃厚になっても彼から政権を奪取することが出来なかったのは、ゲシュタポや親衛隊に対する恐怖もあるのだろうが、ヒトラーが個人としては叩ける要素が少なかったことにもよるだろう。結果はどうであったか!

 国家を導くものに対する評価は個人としての魅力や清廉さでは無い。極論するならば、賄賂の権化だった田沼意次でも、社会に貢献したのであれば、それは権力者としては有用だったのだ。断っておくが今回の中川昭一前財務相の失態を擁護する積もりは無い。世界に向かって恥をさらしたのは事実だ。だが財務相としての資質を、その観点から判断するのは滑稽な間違いだ。あまりに愚かなメディア、それに迎合する勢力。右往左往する国民の図は憐れでしかない。人材は愈々払底し、甲板の上を波がさらう日本丸は喫水線を水面上に現した。総選挙の末、政権交代した時には末期的症状を示しているだろう。無能で場当たり的な集まりの民主党に立て直せるとは毫も思わない。

 P.S.かなり独断的な意見なので、お叱りもあろうかと思います。ブログを開設している以上、たまには政治に対する意見を述べても良いかなと。