唐招提寺 金堂

平城京と薬師寺の中間、秋篠川沿いに唐招提寺はある。
境内に入ると、工事用に柱を覆われた金堂が目に入る。

修復工事中という事を知っていたので、当初はそれほど
期待していなかったが、案に違い素晴らしい風情であった。

工事器材の存在を忘れられる程、
この建物の雰囲気は静寂で、厳粛だ。

1200年以上の時間、ここに存在し、美しく背景に調和する。
あたかも自然の一部になっているかのように思えた。

一重のどっしりとした作り、安定感を感じさせる。
その安定感が、まるで心の中に癒しを与えるようだ。

あまりにも静かな境内、そこだけ時が止まったような。
虫の声すら静けさを強調する。

後記:
この日、訪れた唐招提寺は、来日した「鑑真和上」の為に
西暦759年(天平宝字三年)に創建されたお寺です。
御影堂に安置された有名な「鑑真和上坐像」こそ
公開されていませんが、国宝級の仏像を幾つも
間近で見ることが出来ます。仏像の修復作業も
その場で行われており、興味深く拝見しました。
工事中の為、全景は敢えて撮りませんでした。