故郷茶畑に 雑木林に 深い霧 夜明け前 梟の声 聞いていた あの頃は 近かった空が 日々遠く 並木道 金色の日が 差しかかる 山を背に 恐れることを 知らなかった あの頃は 遠かった海を いま眺め 桜の日 蝉の鳴く日々 ススキの日 雪の積もる日 遠く去った日々