コスミック・カラー | 想像上のLand's berry

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言葉はデコヒーレンス(記事は公開後の一日程度 逐次改訂しますm(__)m)

イメージ 1

 
紫のそら

紺色の背景

オレンジの海


二つの月、二つの太陽。

彼は考える。あの光も消えるときがあるのかと。

やがて夜が来る。黒い夜が。


彼は黒の夜が一番好きだった。七色の夜の中でも。

声が聞こえた。彼は教えられていた。

「外に出てはいけない、黒の夜には。

そらに呑み込まれてしまうから」

彼は知っていた。あの黒が徐々に広がっているのを。


声が聞こえる、あれは誰の声か、あれは誰かの声か。


海が見える。オレンジ色の海。

彼は嫌いだった。このオレンジ色の海が。

彼の祖先は、此処から来たのではなかった。

この海は歌わない。


一人歩く、只々その道を。


木が見える。灰色の木。

溶け込まない。深い深い背景にも。

馴染まない。どんな色の背景にも。

彼の求める物がある。あの灰色の木の下に。


そんなに違いは無かった。夢と現実と。